OpenAIのStrawberryとは?新たなAIモデルChatGPT o1とスケーリング則の関係を徹底解説!
- 本稿では、OpenAIの「Strawberry」と新たなAIモデルChatGPT o1、並びに、スケーリング則に関する詳細な解説と、これらの発展に伴い恩恵を受ける可能性のある半導体銘柄について詳しく解説していきます。
- OpenAIの「Strawberry」はAIに高度な推論能力を持たせるプロジェクトで、複雑な数学の問題を解くなどの高度な推論が可能です。
- このプロジェクトの一部であるChatGPT o1は、推論プロセス「チェーン・オブ・ソート(COT:Chain of Thought)」を使用し、複雑な問題に対応する能力を持っていますが、計算資源の消費が増加します。
- 「Strawberry」は、小さなモデルサイズで優れた結果を生み出すことが可能で、AIの進化における重要な役割を果たし、新たな推論の時代を切り開く存在とされています。
ChatGPT o1とStrawberry:アルゴリズムと推論
OpenAIの「Strawberry」とは、AIに高度な推論能力を持たせることを目指したプロジェクトです。このプロジェクトにより、現在のモデルが苦手としている複雑な数学の問題を解いたり、ウェブ上で自律的に「深いリサーチ」を行うことができるようになります。「Strawberry」は、回答を出す前に考えて計画し、ステップバイステップで解決策を作り、回答を検証するなど、人間に近い推論と意思決定を行うよう設計されています。
また、「Strawberry」はSelf-Taught Reasoner(STaR)技術と関連しており、この技術によりモデルは自身の生成した推論から学び、複雑な推論タスクにおけるパフォーマンスを向上させることができます。この機能により、Strawberryは複雑なマルチステップタスクを実行し、より自律的になり、人間による監督の必要性を減らすことが可能になります。
ChatGPT o1は、Strawberryプロジェクトの一部であり、その成果として生まれたAIモデルです。o1は、「チェーン・オブ・ソート(COT:Chain of Thought)」プロセスを使用して段階的に推論を行い、複雑な問題を解決する能力を持っています。この新しいアプローチにより、o1は科学、数学、コーディングなどの分野でより高度な推論が可能となり、Strawberryの目的である人間レベルの推論に近づいています
そして、Strawberryは画期的な成果であるように見えます。「何がそんなにすごいの?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、新しいスケーリング則がトレーニングと連動して働いており、それが「チェーン・オブ・ソート / 推論(Chain of Thought / Inference)」です。以下のグラフは少し複雑ですが、要点はモデルが「考える」時間が長ければ長いほど、より良い答えが得られるということです。この新しいモデルには、また別の対数線形のスケーリング則が存在します。要するに、計算すればするほど精度が向上し、Richard Sutton氏の「ビター・レッスン」がまたしても勝利したというわけです。
そして、下記のグラフは、質問に答える時間が長いほど、より良い答えが得られることを意味しています。

(出所:OpenAI)
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