市場の状況とは逆の動きを示すデータが一つあり、今の市場が非常に活況であることを考えると、注意すべき警告サインかもしれません。それがメモリ価格です。

(出所:Bloomberg)
上記のチャートからも分かる通り、メモリー価格は下落しています。上のグラフはDDR4を示しており、これを中心に分析を進めますが、DDR5の価格も確実に下がっています。これは私のHBM供給に関する仮説に対する大きな懸念であり、反論材料ともなります。
他のデータではDRAMへの投資が減少していることが確認されていますが、それでもDRAM価格は下がっています。供給が少ないことはわかっているので、需要が目に見えて弱まっているということかもしれません。DRAMの生産能力が拡大し始めているようですが、企業からの発表はまだありません。確かな答えはわかりませんが、メモリサイクルの背景と今回の状況について少し説明したいと思います。
まず注目すべきは、マイクロン・テクノロジー(MU)とメモリ価格が非常に密接に連動している点です。マイクロン・テクノロジーの株価はメモリ価格のピークに先立ってピークを迎えることが多いです。そして現在、DDR4(長期的なチャートで見るとわかりやすい)がピークに達したため、マイクロンは短期的に反応する可能性が高いと見ています。

(出所:Bloomberg)
過去を振り返ると、この現象はこれまでに何度も繰り返されてきました。こちらはDDR4の価格推移とマイクロン・テクノロジーの株価の関係を示したもので、マイクロン・テクノロジーの株価はDDR4価格の下落に先行してピークを迎え、その後、DDR4の価格が下がると同時に急速に下落する傾向が見られます。

(出所:Bloomberg)
また、メモリー価格が基本的に下落傾向にあることも覚えておくべきです。したがって、価格の下落自体はそれほど驚くべきことではありませんが、HBMの供給不足という状況では話が違ってきます。そこで、DDR4の8GB(上のグラフは4GB)の価格推移を振り返り、サイクルがどのように動いているかを見てみましょう。
こちらが8GBの価格推移で、2017年ごろからのデータです。この時期はメモリー価格が急上昇した時期です。

(出所:Bloomberg)
(他の時系列データのほうがもう少しわかり
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