10/30/2024

AMDの今後の見通し​:株価急落​の理由とは?最新の2024年第3四半期決算分析を通じて今後の株価見通しに迫る!

purple and pink round lightウィリアム・ キーティングウィリアム・ キーティング
記事要約
  • 本稿では、注目の米国半導体銘柄であるアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の10月29日に発表された最新の2024年第3四半期決算の分析を通じて、同社の株価急落の理由、並びに、今後の見通しと将来性を詳しく解説していきます。
  • AMDの2024年第3四半期決算では、売上高が68億ドルと予測を上回り、データセンター部門が前年同期比122%成長を達成しましたが、ゲーミング部門は売上減少が目立ちました。
  • 企業向けセグメントでもEPYCプロセッサの需要が拡大し、5四半期連続で前年同期比2桁成長を記録しており、今後も成長が期待されています。
  • 2024年のデータセンターGPU売上高は50億ドル超を予測しており、長期的にはエンタープライズ市場とAI市場での成長機会が見込まれていますが、競合エヌビディアの優位性が依然として強調されています。
この記事は約 19 分で読むことができます。(記事文字数:約 9,600 文字)

アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)の最新の2024年第3四半期決算発表に関して

アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)は10月29日に2024年第3四半期決算を発表し、売上高を68億ドルと報告し、予測中央値を1億ドル上回りました。

四半期ベースで17%増、前年同期比で18%増と、四半期としては過去最高の売上を記録しており、これは2022年第2四半期の記録である65億ドルを大きく上回る結果です。

AMDの四半期別売上高(Revenue)と純利益(Net Income)の推移

(出所:筆者作成)

また、粗利益率は50%で、前四半期比1ポイント、前年同期比3ポイント上昇しました。

(出所:AMDの2024年第3四半期決算資料

セグメント別に見ると、データセンター部門(上記の図:Data Center)の売上は35億ドルに達し、前年同期比122%、前四半期比25%の成長を記録しました。

これはAMD Instinct™ GPUの出荷増加とAMD EPYC™ CPUの売上成長が貢献しています。

クライアント部門(上記の図:Client)は19億ドルで、前年同期比29%、前四半期比26%の増加しており、主な要因は「Zen 5」AMD Ryzen™プロセッサーの需要の強さです。

一方、ゲーミング(上記の図:Gaming)と組込み部門(上記の図:Embedded)は低調でした。

ゲーミング部門の売上は4億6200万ドルで、前年同期比69%減、前四半期比29%減と、主にセミカスタム製品の売上減が影響しています。

組込み部門の売上は9億2700万ドルで、前年同期比25%減でしたが、いくつかのエンド市場で需要が改善し、前四半期比では8%増加しました。

今後の見通しとして、AMDは次の四半期の売上を75億ドル±3億ドルと予測しており、中央値では前年同期比で約22%、前四半期比で約10%の成長を見込んでいます。

決算発表の前日にはAMDの株価が約4%上昇していたものの、発表後の時間外取引で急落し、現在は52週レンジの中間あたりで推移しています。

(出所:Yahoo Finance)

この決算で株価が下落したのは、今の市場にとって驚きではないでしょう。

収益の上振れも予想も控えめで、2025年の大胆な予測もありませんでした。

エヌビディア(NVDA)が主導する市場の期待を考えると、この結果では満足されなかったという

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