※「スーパー・マイクロ(SMCI)の将来性とは?ヒンデンブルグ社の空売りレポートと年次報告書遅延で時間外から株価急落!」の続き
先週、2024年8月22日から24日にかけて、ジャクソンホールで世界の中央銀行の要人たちが集まり、自らの業績を称賛しつつ、市場には厳しい一撃を与えました。
このジャクソンホール会議では、金融政策の効果を再評価することが主要なテーマでした。FRB議長のジェローム・パウエル氏は、最近のインフレを高い需要と限られた供給のバランスの崩れが原因だとし、政策の調整が必要だと強調しました。
パウエル氏は、低インフレと強い労働市場を維持するために、インフレ期待を安定させることの重要性を訴えましたが、私は金融政策の直接的な影響については懐疑的です。
インフレの動向は、一時的な需要と供給の変動によって説明できるのではないかと感じています。また、インフレ期待が中央銀行の政策によって安定したのか、それとも一時的な経済ショックが自然に収束したためなのかについても疑問を抱いています。
最終的には、ディスインフレの大部分は供給と需要の自然な再均衡によるものだと私は考えています。
いずれにしても、投資家にとって重要なのは、インフレが抑え込まれ、金利引き下げが近づいているということです。
今日発表されたPCE(個人消費支出物価指数)が予想をわずかに下回ったことで、その見方はさらに強まりました。

(出所:U.S. Bureau of Economic Analysis)
食品やエネルギーを含むPCE物価指数は、前月比で0.2%上昇し、予想の+0.2%と一致し、前回の+0.1%からわずかに上昇しています。また、前年同月比では2.5%の上昇となり、これも予想の+2.5%と一致し、前回の+2.5%と同じ結果でした。
さらに、米国のGDP成長率は四半期比で3%に上方修正されました。

(出所:U.S. Bureau of Economic Analysis)
ここで唯一の「不安要素」となるのは、最近の失業率の上昇で、これによりサームルールが発動される事態になっていることです。
※サームルール:失業率が過去12か月の最低値から0.5ポイント以上上昇した場合に、景気後退(リセッション)の兆候と判断する
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