強気リクイディティ・サービシズ【テクノロジー】リクイディティ・サービシズ(LQDT)今後の株価見通しは魅力的!新たにポートフォリオへの追加を決定!
マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ- 本稿では、注目の米国テクノロジー銘柄であるリクイディティ・サービシズ(LQDT)の今後の株価見通しと将来性を詳しく解説していきます。
- この度、12月12日の寄り付き前に発表された最新の2024年第4四半期決算を受けて、プレマーケットにて、リクイディティ・サービシズを新たにポートフォリオに追加することにしました。
- 同社はサーキュラーエコノミーを支援する事業を展開し、余剰品の売り手と買い手をつなぐ役割を果たしており、2025年度にはアナリスト予想を大きく上回る収益が期待されています。
- 一方で、収益成長の不安定さや景気循環による影響がリスクとなる可能性がありますが、強力なフリーキャッシュフローと事業のスケーラビリティを考えると、投資対象として非常に魅力的と言えるでしょう。
- 同社の足元のバリュエーションは、予想フリーキャッシュフローの13倍と割安で、成長性が高く、負債を抱えていない点が魅力です。2026年初頭までの目標株価として、1株あたり50ドルを設定しています。
リクイディティ・サービシズ(LQDT)を新たにポートフォリオに追加!
本稿は、リクイディティ・サービシズ(LQDT)の12月12日発表の最新の2024年第4四半期決算発表直後の寄り前に執筆しております。
具体的な決算分析に関しては、翌日以降に改めて詳細な分析レポートを執筆予定です。
まず寄り前に、同社株式をポートフォリオの2.5%分購入することにし、残りの2.5%は4~6週間後に購入することを検討しています。
これは、各銘柄が全体のポートフォリオの5%を超えないようにするという私の投資の基本方針に基づいています。
リクイディティ・サービシズ(LQDT)への投資の理由
リクイディティ・サービシズ(LQDT)は非常に割安な評価を受けており、フリーキャッシュフローを安定的に生み出す企業です。
今後12か月間で年率20%以上の成長が期待できると予測しています。
足元の予想フリーキャッシュフローの13倍というバリュエーションは魅力的で、2026年初頭までの目標株価として1株あたり50ドルを設定しています。
リクイディティ・サービシズ(LQDT)とは?
リクイディティ・サービシズ(LQDT)は、企業、政府機関、個人が余剰品や機器、その他の資産を売買できるオンラインマーケットプレイスを運営する企業です。
不要になった機械や車両、消費財などを売りたい売り手と、それらをお得な価格で購入したい買い手を結びつける役割を担っています。
同社のプラットフォームは、モノの価値を最大化し、廃棄物を削減することで、サーキュラーエコノミーの推進に貢献しています。
リクイディティ・サービシズ(LQDT)の売上高成長率が示す大幅な上昇
リクイディティ・サービシズ(LQDT)の売上高成長率(%)
(出所:筆者作成)
リクイディティ・サービシズ(LQDT)の2025年度の売上高がどの程度になるのか、具体的な数値を明確に把握するのは難しい状況です。
これが、私の強気な投資論の核となっている点でもあるため、歯がゆいところです。
現在頼りにできる情報は、プレスリリースのこの一文のみです:
(原文)our consolidated revenue as a percent of GMV be up in the low thirty percentage range
(日本語訳)GMV(商品総取扱高)に対する統合収益の割合は30%台前半となる見込み。
これを基に、GMVが3億5000万ドルから3億8500万ドルと仮定して、簡易的に計算を行いました。
その結果、収益は約1億1500万ドルに達する可能性があると考えられ、この数字は市場のアナリストの予想を大きく上回るものです。
(出所:Seeking Alpha)
上記の図を見ると、市場のアナリストは当面、1億ドルを超える売上高を見込んでいないことが分かります。
特に、2025年度にこの水準に達するとは想定していないようです。
リクイディティ・サービシズ(LQDT)のバリュエーション:予想フリーキャッシュフローの13倍
リクイディティ・サービシズ(LQDT)が負債を抱えていない点は、私のような企業の転換点を重視する投資家にとって非常に魅力的です。
さらに、プレマーケットでの株価上昇を含めると、同社の時価総額の16%以上が現金で構成されており、事業への再投資に高い柔軟性を持っています。
同社は約6100万ドルのフリーキャッシュフローを生み出しており、このスケーラビリティが2025年度も続くと想定すれば、今後12か月間で7500万ドルのフリーキャッシュフローが見込める可能性があります。
これを基にすると、プレマーケットでの株価上昇を考慮しても、同社株は将来の予想フリーキャッシュフローの約13倍という評価になります。
この水準は、私にとって非常に合理的で魅力的なものと感じます。
リクイディティ・サービシズ(LQDT)を取り巻く投資リスク
リクイディティ・サービシズ(LQDT)を取り巻く最大のリスクは、売上高成長率の安定性が求められる点です。
現在の成長率は驚異的ですが、90日後に成長の勢いが鈍化し、事業の循環性が再び表面化した場合はどうなるでしょうか?
そうなったとき、投資家がこのような循環型ビジネスに対して、将来の予想フリーキャッシュフローの15倍以上を支払う意欲を持ち続けるかは疑問です。
さらに、私の将来予測は主に、経営陣が目標としている30%台前半のテイクレート(売上高に対する手数料率)の実現に依存しています。
しかし、これが2024年度と同様に27%程度に戻った場合、どうなるでしょうか?
その瞬間、投資家のこの株式に対する興味が急激に薄れる可能性があります。
リクイディティ・サービシズ(LQDT)に対する結論
リクイディティ・サービシズ(LQDT)は、現在のバリュエーションでは非常に魅力的な投資機会を提供しているように見えます。
強力なフリーキャッシュフローの創出、負債ゼロの運営、そしてテイクレートの成長という要素が組み合わさり、今後12か月間で有望な投資対象となる可能性があると考えています。
もちろん、事業の循環性や成長の勢いを維持するリスクは存在しますが、収益拡大とスケーラビリティの大きな可能性がこれらの懸念を上回ると考えます。
長期的には、この投資が高いリターンをもたらすと自信を持っています。
以上より、2026年初頭までの目標株価として1株あたり50ドルを設定し、新たにポートフォリオに追加することにしました。
後日、より詳細な分析レポートを執筆予定ですので、お楽しみにしていただければと思います。
その他のリクイディティ・サービシズ(LQDT)に関するレポートに関心がございましたら、こちらのリンクより、リクイディティ・サービシズのページにアクセスしていただければと思います。
加えて、今回の2024年第3四半期決算を受けて、新たにアサナ(ASAN)、ルーブリック(RBRK)、クレド・テクノロジー・グループ(CRDO)、セレンス(CRNC)、スノーフレーク(SNOW)、ビル・ホールディングス(BILL)、イノデータ(INOD)、アステラ・ラブズ(ALAB)、テラドック・ヘルス(TDOC)をポートフォリオに追加し、各銘柄に関して詳細な分析レポートも執筆しております。
また、私のポートフォリオの2025年12月月初時点での詳細は、下記のレポートにおいてに解説しておりますので、是非、インベストリンゴのプラットフォーム上より、併せてご覧いただければと思います。
アステラ・ラブズ(ALAB)
イノデータ(INOD)
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アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・デ・オリベイラ
📍テクノロジー&エネルギー担当
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