【米国株式投資】最新のサイバーセキュリティ関連ニュース
ドノヴァン・ ジョーンズ- 本稿では、米国の上場サイバーセキュリティ企業の主要ニュースを紹介する。
- 紹介されている企業は、新たなイニシアチブや新製品のローンチ、新たな技術獲得を続けている。
パロアルトネットワークス(PANW)
このほど、「Cybercrime Atlas(サイバー犯罪アトラス)」と呼ばれる画期的なイニシアチブを開始した。
このアトラスは、サイバー脅威と戦い、サイバー犯罪の状況をマップ化し、犯罪活動、ネットワーク、構造を網羅するために、世界のリーダーを結集したものである。
この野心的なプロジェクトは、企業、法執行機関、脅威インテリジェンスの研究者を支援し、世界規模でサイバー犯罪を阻止することを目的としている。
チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ(CHKP)
一方で、チェック・ポイントは、サーバーとクライアント・サイトの訪問者の間を仲介する新しいクラウド・セキュリティ・プラットフォームを発表した。
同社は、教育、電子商取引、金融、公共部門、ゲームなど、さまざまな業界の顧客にサービスを提供している。
そして、同社のグローバルネットワークは100カ国以上、300都市に広がっている。
フォーティネット(FTNT)
フォーティネットは、アプリケーション・セキュリティのイノベーターである Sken.aiの買収で波紋を広げている。
この動きは、同社のDevSecOpsを加速させ、デジタル・イノベーションを保護するための包括的なソリューションを提供することを実現する。
フォーティネットのグローバルネットワークは100カ国以上、300都市に及び、その顧客は教育、eコマース、金融、公共セクター、ゲームなど様々な分野に及んでいる。
こうした各社の動きに加え、サイバーセキュリティ業界は近年大きな成長を遂げている。
世界の市場規模は2030年までに6,570億ドルに達すると予想されており、年平均成長率(CAGR)も7.5%と非常に力強い。
この成長の原動力となっているのは、オンライン接続数の増加とクラウドベースのサービスの急速な普及である。
業界の拡大が続く中、上場企業は競争に打ち勝つために新技術やソリューションへの投資を進めている。
人工知能、機械学習、量子コンピューティングは、サイバーセキュリティ製品やサービスに組み込まれている最先端技術のほんの一部に過ぎない。
そのため、サイバーセキュリティ業界は急速な成長と革新を遂げており、パロアルトネットワークス、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ、フォーティネットのような大手上場企業が市場で重要な地位を占めている。
以上より、デジタル環境が進化する中、これらの企業はサイバー脅威から企業や個人を守る上で重要な役割を果たす態勢を整えていると見ている。