FRB高官は、リスク資産に対する市場の投資家の過度な熱狂を抑えるというミッションを課せられている。
そして、彼らの武器は、利下げサイクルはすぐには始まらないとコンセンサスを誘導するためのタカ派的なレトリックである。
実際に、今年に入ってからは、人工知能をめぐる陶酔に浮かれている一握りの銘柄を除いて、彼らはほとんどの銘柄の前進を阻んでいる。
しかし、私は、最終的にはパウエル議長が、インフレ率がFRBの目標である2%に十分近づいており、利下げのタイミングが彼や彼の部下たちが言っているよりもずっと早く開始されることを認めざるを得なくなるのは必然だと考えている。
そして、このタイミングこそが、この強気相場の次の上昇につながる時であると見ている。
決算シーズンも半ばを過ぎたが、1週間前と比べると状況はかなり明るくなっている。
IBESによれば、これまでのところ、81%の企業が予想を上回り、第4四半期の利益成長率は8%を上回りそうだとのことである。
つまり、収益のモメンタムは改善しており、これは重要なプラス変化率である。
そして、これらの数字は、現在の四半期や新年をスタートする上での強固な土台となっていると見ている。
しかし、投資家が今後のFRBの政策をより明確に判断できるようになるまで、このレンジ相場を乗り切る必要がある。
そのため、この度、テクニカル指標を見直し、このトレンドが続く中での潜在的なダウンサイド・リスクの可能性を分析していきたい。
私のお気に入りの短期指標は、特定の株価指数の中で、50日移動平均を超えて取引されている銘柄の割合である。
S&P 500に関して、その割合は通常、90%でピークに達し、30%前後でボトムとなる。
また、過去には割合が一桁にまで低下した極端なケースがいくつかあり、これらは明らかな買いのタイミングであった。
足元では、今年の初めに91.6%でピークに達した後、56%まで低下したが、それでも今年の始めの過剰な買われ過ぎの状態を完全に解消したわけではないと見ている。
過去3年間でこの割合が70%を超える度に、その後は少なくとも44%程度までの下落があったが、30%台の範囲が遥かに一般的というのが現状である。
そして、S&P 500はまだその水準には達していない。

私は、この指標をニューヨーク証券取引所(約2,400銘柄)の銘柄で20日指数平滑移動平
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