2024年第1四半期は、過去 10 年間で最も深刻な不況のどん底から、半導体メモリ市場が力強い回復を続けている。
DRAMに関しては、2024年第1四半期の売上高は182億ドルで、前四半期比6%増、前年同期比88%増となった。

一方で、NANDに関しては、売上高は141億ドルで、前四半期比23.4%増、前年同期比68.8%増であった。

前年同期比の成長率は印象的な数字だが、ここで比較対象としているのは、この不況の谷間の四半期であり、売上水準は2015年から2016年にかけての時期とほぼ同じであることを念頭に置く必要がある。
したがって、比較対象のハードルは低いというのが現実である。
とは言え、2024年第1四半期は、苦境にある半導体メモリ部門にとって良いニュースしかもたらさなかったように見える。
SKハイニックス(000660.KS)の最新の決算説明会から引用した以下の図は、黒字回復を最もよく表している。

ここでは、2023年第1四半期に低迷のどん底に陥ったSKハイニックスが、その後四半期を追うごとに営業利益率、純利益率ともに徐々に改善し、長く苦しい回復の軌跡をたどっていることがわかる。
サムスン電子(005930.KS)も同様のトレンドを歩んでいるが、詳細については相変わらず多くを語っていない。


(日本語訳)全体的な需要は旺盛で、DDR5と生成的AI向けストレージの堅調な需要により価格も上昇を続けた。
(日本語訳)当事業は高付加価値製品の需要に対応することで力強い成長を記録し、黒字転換を果たした。
また、主要企業の株価を見ると、ほとんどのケースで史上最高値に近い水準にあり、例えば、SKハイニックスの株価をご覧いただきたい。

そして、下記のチャートはマイクロン・テクノロジー(MU)の株価チャートである。

ウェスタンデジタル(WDC)の場合、この勢いはやや弱く、株価は前回の上昇サイクルのピークであった2021年半ばにつけた直近の高値に戻ったばかりというのが現状である。

上述の企業の株価が今後数ヶ月でどのような動きを見せるかについて考えるために、まず、今後数四半期に半導体メモリ業界に吹く追い風について詳しく見ていきたい。
さらに、NANDの予想外の好調を掘り下げ、その原動力となったものを調査する。
また、主要プレーヤーの2024年第1四半期のビット成長率とA
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