【最新】米国株・S&P500の今後の見通し:5月生産者物価指数(PPI)が大幅下落、インフレ鈍化でソフトランディング示唆

ローレンス・ フラー- 5月の生産者物価指数(PPI)は予想の0.1%上昇に対し0.2%低下し、過去7カ月で最大の下落となり、同月の消費者物価指数の下落が一過性でないことを示している。
- 週間失業保険申請件数は1万3,000件増の24万2,000件となり、9カ月ぶりの高水準となったが、この増加は年度末と季節性によるものであり、景気は引き続きソフトランディングに向かっていると見ている。
- 昨日のPPI報告で重要な点は、いくつかのカテゴリーがFRBが推奨するインフレ指標である個人消費支出(PCE)価格指数にも含まれており、これが低下したことから、次のPCE報告で下振れサプライズが予想される。