そう、これはインテル(INTC)の2023年版年次報告書の「リスク」セクションに記載されている、ファウンドリー計画に関するかなり厳しい警告である。
もちろん、企業はForm 10-Kリポートの「リスク」欄に、戦争から自然災害まで、ありとあらゆるリスクシナリオを書いている。
それは、まるで新しいアプリをダウンロードした後に同意しなければならない40ページの利用規約のようである。
では、なぜインテルがファウンドリー事業について述べていることに注意を払う必要があるのだろうか?
理由は簡単である。
今後、インテルが「何」を言うかよりも、「いつ」言うかが重要であると見ている。
2021年3月からインテルのファウンドリー計画が問題視されていたにもかかわらず、2022年の年次報告書にはインテルのファウンドリー事業に関連するリスクについて何も触れられていない(詳細はこちら)。
では、なぜ今になってファウンドリー事業に関する言及が記載されたのだろうか?
2023年の年次報告書には、次のような見出しでもうひとつ新たなリスク項目が詳述されている。
(原文)“Our Smart Capital approach to capital spending, alternative financing arrangements and pursuit of government grants involves risks and may not be successful.”
(日本語訳)「資本支出、代替的な資金調達方法、政府補助金の追求に対するスマート・キャピタルのアプローチにはリスクが伴い、成功しない可能性がある。」
しかし、スマート・キャピタル・プログラムは2022年8月に開始されている(詳細はこちら)。

(日本語訳)インテルがスマート・キャピタルを推進、世界初の製造ビルドアウト向け半導体共同投資プログラムを導入
繰り返すが、なぜ2023年の年次報告書で初めてこのような記載がなされたのだろうか?
インテルが説明したこれら2つの新しいリスク・カテゴリーをさらに詳しく見る前に、インテルが10nmプロセス・ロードマップで問題に直面し始めた頃の、インテルの過去の年次報告書から実際の例を紹介したい。
これは、インテルが2019年の年次報告書で10nmロードマップの遅れ
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