スノーフレイク(SNOW)に関する我々の最初のレポートでモダン・データ・スタック(MDS)を取り上げて以来、熱狂は頂点に達し、イノベーションのペースは急速に低下している。
※モダン・データ・スタック(Modern Data Stack, MDS):最新のデータインフラストラクチャとツール群を組み合わせて構築されたデータエコシステムのこと。
これにより、業界内での統合と淘汰が進んでいる。
結果、残ったベンダーにとって、成長が減速する中で市場シェアと顧客の関心を争う競争が激化している。
MDS分野で最もホットな話題は、ストレージ標準戦争である。
※ストレージ:データや情報を保存、管理、およびアクセスするための物理的または仮想的な領域。
Databricksは、2017年からDelta Lakeのオープンソース化により、この戦争を巧みに乗り切っている。
※オープンソース化:ソフトウェアやプロジェクトのソースコードを公開し、誰でも自由に閲覧、使用、修正、配布できるようにすること。
※Delta Lake:オープンソースのストレージレイヤーであり、既存のデータレイクに信頼性、セキュリティ、およびパフォーマンスを提供することを目的としている。
※ストレージレイヤー:データを保存、管理、アクセスするための基盤となるソフトウェアやハードウェアの層のこと。
主な出来事は以下の通りである。
2017年:DatabricksがDelta Lakeをオープンソース化
2021年:Apache Icebergがリリースされ、2022年の予測通り標準になる
※Apache Iceberg:クラウドデータレイク用に設計されたオープンテーブル形式(open table format)であり、巨大な分析データセットの信頼性とパフォーマンスを向上させるために開発された。
2023年中頃:Databricksとスノーフレイクが、それぞれUnity CatalogとHorizonというデータガバナンスおよびカタログソリューションをリリース
※カタログソリューション:商品やサービスの情報を体系的に管理・公開するためのシステムやソフトウェアのこと。
2024年6月:スノーフレイクがIceberg用のオープンソースカタログであるPolaris Catalogをリリース
その2日後:DatabricksがIcebe
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