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10/03/2024

セレブラス(Cerebras)のIPO:注目の米国AI半導体企業が上場申請も短いロックアップ期間はリスク要因で要注意?

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ダグラス・ オローリンダグラス・ オローリン
  • 本稿では、注目の米国AI半導体企業であるセレブラス(Cerebras)のIPO申請に伴うPreliminary S-1資料の詳細な分析を通じて、当IPOに関するリスクを詳しく解説していきます。
  • セレブラスは、高性能コンピューティング用のAIプロセッサを開発する米国の企業で、主要な顧客はアラブ首長国連邦に拠点を置くG42となっています。同社は上場を申請していますが、リスクが多く含まれているように見えます。 
  • G42との契約がセレブラスは売上の大部分を占めていますが、その関係には株式の希薄化など多くのリスクが伴います。また、今回の資金調達ラウンドは以前よりも評価が下がっており、条件は厳しいものとなっています。 
  • セレブラスのIPOには多くの問題があり、特にロックアップ期間が異例に短い点が目立ちます。これにより、経営陣等による株式の売却が早期に行われる可能性があり、投資家にはリスクが大きいようにも見えます。

セレブラス(Cerebras)とは?

セレブラス(Cerebras)は、高性能コンピューティングに特化したアメリカの企業で、大規模な人工知能(AI)やディープラーニング向けのプロセッサを開発しています。特に、世界最大のチップである「ウェハースケールエンジン(WSE)」が特徴で、AIの計算処理速度を大幅に向上させることを目指しています。そして、同社はIPOの申請をしています。

本稿では、同社のテクノロジーに関する話はしませんが、このIPOには至るところに地雷があるように見えることから、その中でも特に面白い点をいくつか取り上げたいと思います。もちろん背後にはG42がいますが、想像以上の内容となっています。こちらがPreliminary S-1です。


関連用語

G42:アラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置くテクノロジー企業で、人工知能(AI)、クラウドコンピューティング、データ分析などの分野で技術を提供。主に政府や産業向けに高性能コンピューティングとAIソリューションを提供。

Preliminary S-1:企業が新規株式公開(IPO)を行う際に米国証券取引委員会(SEC)に提出する書類のドラフト版。この書類には、企業の財務状況、事業内容、リスク要因などが記載されており、投資家が企業の公開株式に関する判断をするための情報が提供されている。


セレブラス(Cerebras)の取引先であるG42との関係とは?

G42はセレブラス(Cerebras)にとってほぼ唯一の顧客です。では、Preliminary S-1の詳細を見ていきましょう。

(原文)We generated significant revenue from G42 for the six months ended June 30, 2024 and 2023, representing $119.1 million and $3.7 million, respectively, or 87% and 43%, respectively, of our total revenue. During the six months ended June 30, 2024, G42 represented $101.3 million, or 97%, and $17.8 million, or 56%, of hardware reven

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