読者の皆様からの要望にお応えして、今回はフリーキャッシュフローについてお話しします。
まず理論的な部分を簡単に説明し、その後、実際に役立つ最新の事例を2つ紹介して、学んだことを実践で活かせるようにします。
フリーキャッシュフロー(FCF)とは、企業が企業の運営費や設備投資を支払った後に残る現金のことです。
これは企業が自由に使える現金であり、自社株買いや借入金の返済、さらには事業拡大のための投資に充てることができます。
フリーキャッシュフローは実際の現金の出入りを反映しており、特に設備投資を含むため、企業の財務状況や現金生成能力を正確に示す指標と言えます。
一方で、EBITDA(利払い・税引前・減価償却前利益)はこうした費用を考慮しないため、利益が過大に見えることがあります。
フリーキャッシュフローの具体的な算出方法は次の通りです。

営業キャッシュフローとは、企業の営業活動から得られた現金収入を示しており、資本的支出とは設備投資や長期的な資産取得に使われた支出を示しています。
インフレクション投資とは、企業の業績や成長が大きく転換する「転換点」(インフレクションポイント)を見極め、そのタイミングで投資を行う手法です。
この転換点を捉えることで、企業が加速的に成長する前の段階で投資を行い、大きなリターンを狙うことを目的としています。
私はフリーキャッシュフローをインフレクション投資の基本と考えています。
もし株価が大幅に下落しても、来年のフリーキャッシュフローの予測が大きく外れていなければ、そのポジションに対して過度に心配する必要はないと思っています。
株価は上がることもあれば下がることもあります。
そして、投資が簡単に見えるのは、すべての事実が明らかになった後です。
小型株への投資のデメリットは、株価の変動が大きく、急落することも多い点です。
ただし、投資判断が半分以上正しければ、長期的には良いパフォーマンスを期待できると考えています。
しかし、すべての四半期毎で必ずしも良い結果が出るわけではないことには留意すべきでしょう。
そして、フリーキャッシュフローは、その道を照らす「北極星」のようなものだと考えています。
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