私は以前からASMLホールディング(ASML)のリソグラフィ技術(半導体製造において微細な回路パターンをシリコンウェハーなどの基板に転写するための技術)のピークに対して懐疑的な立場であることは、周知の事実だと思います。
そして、ついに、同社や同社の株価に現実が突きつけられたと感じます。
今回はASMLホールディングの決算内容について話した後、リソグラフィ技術のピークとTSMC(TSM)の最新の決算について詳しく解説していきたいと思います。
先週、ASMLホールディングは誤って決算情報をリークしましたが、その内容は芳しくありませんでした。
2024年度第3四半期の業績は予想を上回ったものの、問題は来年の見通しと、期待を大きく下回る注文の状況にありました。
面白いことに、第4四半期の売上が加速する見通しにもかかわらず、ほとんど誰もそこには注目していません。
・純利益:20億8000万ユーロ(コンセンサス予想:19億1000万ユーロ)
・売上高:74億7000万ユーロ(コンセンサス予想:71億5000万ユーロ / ガイダンスは67億〜73億ユーロ)
・売上高:88億〜92億ユーロ
・売上高:300億〜350億ユーロ(コンセンサス予想:358億ユーロ)
下記の図にある通り、2.6億ユーロの受注のうち、半分はメモリ関連で、その大半はロジック用の高NA(レンズや光学系の性能を示す指標)技術ではなく、HBM向けのDUV(深紫外線リソグラフィ:紫外線の波長を使用してシリコンウェハー上に回路パターンを描くリソグラフィ技術)が要因のようです。

(出所:ASMLホールディングの2024年度第3四半期決算資料)
さらに、下記の図からも分かる通り、中国が依然として売上の大部分を占めていますが、今後はその割合が縮小していくでしょう。
今回の発表を受けて、株価は約20%下落しており、足元の2日間の20%の急落は、過去10年で最悪のパフォーマンスかもしれません。

(出所:ASMLホールディングの2024年度第3四半期決算資料)
それでは、何が問題だったのか見ていきましょう。
ASMLホールディングは、まさに逆風の中に立たされていると言えます。
要するに、サムスン電子(005930.
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