※「【Part 1:前編】SysMooreとは?次の10年の半導体業界の見通しとムーアの法則が直面する課題を徹底解説!」の続き
【Part 1:前編】ではムーアの法則が直面する課題と、SysMooreへと移行している現状について詳しく解説しています。
その為、本稿での内容への理解をより深めるために、是非、インベストリンゴのプラットフォーム上にて、【Part 1:前編】も併せてご覧いただければと思います。

性能向上の鍵は、特化型チップにあります。
ASICは一般的なCPUと比べて最大100倍の効率を発揮しますが、汎用性が低いという課題があります。
ASICとは、特定用途向け集積回路(Application-Specific Integrated Circuit)の略で、特定のタスクを効率的に実行するために設計された専用ハードウェアです。
これに対し、RISC(Reduced Instruction Set Computer:縮小命令セットコンピュータ)の提唱者であるデビッド・パターソンが提唱した領域特化アーキテクチャ(DSA: Domain Specific Architecture)は、高い性能と一定の汎用性を両立するアプローチです。
RISCとは、コンピュータアーキテクチャの設計手法の一つで、シンプルで効率的な命令セットを採用することで、処理速度を向上させ、ハードウェア設計を簡素化することを目的としています。
彼の構想では、小型CPUがタスク管理を行い、複数の領域特化型アクセラレータを搭載したSoC(システムオンチップ)を活用します。
この設計では、重要な領域を見極めて最適化し、さらにオープンソースのRISC-V CPUコアを使用することで、コスト削減と迅速な開発を実現します。
エヌビディア(NVDA)のGPU、特にA100やH100は、DSA SoCの代表例です。
これらの製品は、汎用CUDAコア(エヌビディアのGPUに搭載されている並列計算処理ユニットで、主にグラフィックスや計算処理を高速化するために使用される)に加え、テンソルコア(エヌビディアがAI計算を高速化するために設計した専用ハードウェアユニットで、主に行列演算に特化)やトランスフォーマーコア(エヌビディアが生成AIや自然言語処理向けに最適化した専用ハードウェアユニット)といった
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