ここ数十年で最も好調だった2年間の後、市場は1952年以来最悪となる年末のパフォーマンスを記録しました。S&P500はクリスマスから年末の最終取引日までに2.6%下落し、主要な株価指数は12月初旬から始まった下落基調をさらに深めました。過熱気味だった市場を調整するためのテクニカル的な修正として始まった動きは、FRBのパウエル議長が最近のインフレ率低下の停滞に対する懸念を示したことで、さらに大きな下落へとつながりました。加えて、FRB関係者は今年予想されていた利下げの回数を下方修正し、新政権の貿易政策がインフレを加速させる可能性を指摘しました。週全体では下落で終わったものの、金曜日には大きな反発が見られ、新年のスタートとしては明るい兆しを示しました。

(出所:Edward Jones)
FRBの短期金利に関するコンセンサス見通しの修正が市場予想と一致していたことを考えると、今回の株式市場の売りは過剰反応だったと言えるでしょう。ただし、米国10年債利回りが昨年4月以来の高水準である4.65%に上昇し、長期金利の上昇がバリュエーションに影響を与えています。債券投資家は、債務や財政赤字の増加を懸念しており、これがトランプ政権の政策によってさらに悪化する可能性があると見ています。市場は不確実性を嫌うため、今後数週間は多くの不透明感が続くでしょう。そのため、新年を迎える前に利益確定売りやリスク回避の動きが進んでいるのだと思います。ただし、良いニュースもあります。先週の取引は好調な形で締めくくられましたし、第4四半期の決算報告がリスク資産の価格を支える材料となることが期待されます。
この期間中、指数が1%以上下落したのはわずか12回のみ。

(出所:Bloomberg)
今年は「サンタクロース・ラリー」が見られませんでしたが、それが必ずしも今後の悪い兆しを意味するわけではありません。実際、昨年も同じ7日間(年末の最終5営業日と新年の最初の2営業日)でS&P500は0.6%下落していました。1月は歴史的に年間でも最もパフォーマンスが良い月の一つとされており、企業の収益報告が投資家心理を改善する可能性があります。データ分析会社FactSetによると、第4四半期のS&P500企業の利益は前年比11.9%増加すると予測されて
Pro Plan専用コンテンツ

この記事の続きを読むには「Pro Plan」にアップグレードする必要があります。
── 主なPro Plan機能 ──
📊
全レポート無制限閲覧
📈
詳細な財務データ分析
🎯
アナリスト評価&配当履歴
🔔
お気に入り&フォロー通知