MITRE ATT&CKラウンド6の結果が最近公開され、各エンドポイントセキュリティベンダーがマーケティングで主張する性能を評価する上での重要なベンチマークとなっています。
MITRE ATT&CKラウンド6とは、MITREが実施するサイバーセキュリティ評価プログラムの一部で、特定の攻撃技術や防御能力を評価する最新のラウンドを指します。このプログラムは、MITREのATT&CKフレームワークを基にしており、エンドポイント検出および対応(EDR)ソリューションの有効性を検証する目的で行われます。
また、MITRE(マイター)とは、アメリカ合衆国に本部を置く非営利の研究・開発機関(Federally Funded Research and Development Center: FFRDC)で、主に政府や民間企業向けに技術、政策、セキュリティ、システム設計などの分野で支援を提供しています。MITREは1958年に設立され、現在は国家安全保障、ヘルスケア、サイバーセキュリティ、航空、金融など幅広い分野における課題解決を目的とした研究・開発を行っています。
今回のラウンドはこれまでで最も厳しいテストとなり、MITREはDPRK(Democratic People's Republic of Korea:北朝鮮)、CL0P(Clopランサムウェア)、LockBitといった高度で成功を収めているハッキンググループによる実際の攻撃を取り入れました。また、保護機能のテストも実施され、予想通りリアルタイム保護機能が欠如している一部のベンダーは、検知と可視性テストのみに参加する形で脱落しました。
また、CL0P(Clop)とは、サイバー犯罪者が使用するランサムウェアの一種で、データを暗号化して被害者に身代金を要求する攻撃手法に使用されます。
そして、LockBitは、現在最も活発で危険なランサムウェア・グループの一つであり、世界中の企業や機関を標的としています。
今回は難易度が上がったことで、多くのベンダーが最初はテストに参加したものの、最終結果が公表される前に撤退する事態が発生しました。その結果、ラウンド6は、試練に耐えられなかったプレイヤーを明らかにする貴重なデータポイントとしても役立っています。
以下は結果の概要です:
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