【Part 1】Snowflake(SNOW:スノーフレーク)は何がすごい?同社の最新の製品基盤強化に関する取り組みを徹底解説!

- 本編は、注目の米国テクノロジー企業であるSnowflake(SNOW:スノーフレーク)の競争優位性、並びに、最新のバリュエーションと今後の株価見通しを分析した長編レポートとなり、3つの章で構成されています。
- 本稿Part 1では、「Snowflakeは何がすごいのか?」という疑問に答えるべく、同社の製品基盤強化に関する取り組みやIcebergを巡るストレージ戦争について詳しく解説していきます。
- SnowflakeがIcebergやPolaris Catalogを採用したことで、収益減少への懸念が緩和され、オープンデータ形式とデータガバナンスの分野でリーダー的な地位を確立しています。
- CEOのRamaswamy氏のリーダーシップと戦略的な取り組みを背景に、当初の懸念をよそにSnowflakeに対する投資家心理は好転しているように見えます。
- また、同社のバリュエーションはサービスナウ(NOW)等の競合他社と比較して魅力的であり、新製品の投入による大幅な成長やFCFマージンの拡大が期待されています。
- ただし、セールス&マーケティング部門の人員拡大やトップクラスのAI人材の採用による短期的なコスト増加には注意が必要でしょう。
※本稿は、Snowflake(SNOW)に関する詳細な分析レポートであり、専門用語を多く含んでおります。弊社は、2025年1月27日時点で、既に同社に関する16件のレポートをインベストリンゴ上でリリースしており、各レポートで同社のテクノロジー上の強みを詳細に解説しております。そこで、本稿への理解を深めるために、弊社が執筆した同社に関する下記のレポートも併せてご覧いただければと思います。
Snowflake(SNOW:スノーフレーク)の製品の基盤強化
Icebergとストレージ戦争
Snowflake(SNOW)は2件の買収に加え、製品基盤に大幅な変更を加えました。その中でも特に注目すべきは、Icebergによる潜在的な収益損失への対応です。因みに、Icebergとは、オープンソースのテーブル形式であり、ビッグデータやクラウドデータウェアハウス(CDW)のために設計された Apache Iceberg プロジェクトを指します。この形式は、大規模なデータセットを効率的に管理し、操作するための標準を提供します。
以前、同社の顧客が独自のデータフォーマットからIcebergというオープンフォーマットへ移行することで、収益が最大11%減少する可能性があると投資家に警告されていました。このIcebergは、オープンコア企業であるTabularを数十億ドルで買収したDatabricksが管理する可能性がありました。しかし、前回の弊社が執筆したレポートではこの懸念が過剰であると考えており、今回も同じ見解を維持しています。その理由は以下の通りです。
・Snowflakeは依然としてCDWエンジンのリーダーである
データフォーマットに関わらず、Snowflakeは計算処理において最も魅力的なエンジンであり続けています。
・Icebergの標準化はSnowflakeにとって有利
もしIcebergが標準フォーマットとなれば、それはSnowflakeにとって大きなメリットとなります。優れたパフォーマンスとコスト効率を武器に、顧客が同社独自のフォーマットにデータを取り込むことなく、より幅広いデータへのクエリが可能になるためです。
・真に「独立した」ストレージやカタログは存在しない
最終的に、データは特定の計算エンジンに最適化される必要があります。このエンジンが「
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