※「【半導体】クアルコム(QCOM)株価見通しは魅力的?アームとの裁判はクアルコムの勝訴!最新の2025年第1四半期決算も好調な着地!」の続き
前章では、クアルコム(QCOM)の2025年度第1四半期決算について詳しく解説しました。売上高の成長や多角化戦略の進捗、さらにはアーム・ホールディングス(ARM)との訴訟問題の最新動向について取り上げました。また、自動車事業やArm PC戦略、Spatial Computing(空間コンピューティング)分野での展開など、同社の成長機会についても詳しく考察しました。
本稿の内容への理解をより深めるために、是非、インベストリンゴのプラットフォーム上にて、前章も併せてご覧ください。


クアルコム(QCOM)のは、2024年の投資家向け説明会において、「2029年度までに40億ドルの売上を達成する」 という目標を掲げました。
「産業市場は、特定の企業に依存することなく独自に進化しています。この市場は、接続デバイス、ワイヤレスおよび有線接続、高度な処理能力を備えたAI対応デバイスへと移行していきます。そして、これはクアルコムにとって大きな市場機会となります。したがって、5年後の2029年度には、産業向け事業で40億ドルの売上を達成することを目標としています。」
私の考えでは、この目標はクアルコムの多角化戦略の中でも最も困難なものです。 現時点で、この目標に向けた進捗状況について具体的なアップデートは発表されていません。少なくとも私たちが確認できる範囲では、何の情報もありませんでした。
しかし、これは決して驚くべきことではありません。 自動車、PC、空間コンピューティング(Spatial Computing)といった分野は、解決すべき課題が比較的明確であり、主要な顧客の数も限られています。 一方で、産業市場はまったく異なります。ここでは、解決すべき課題が無数に存在し、潜在的な顧客数も数千社に及びます。 そのため、大きな成功事例を見つけ出し、目標とする40億ドルの売上を達成するための十分な市場浸透を果たすことは、極めて困難です。
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