以下の表は、財務パフォーマンスが優れているにもかかわらず、バリュエーションが低い銘柄を強調するためのものです。これらの銘柄は、財務の健全性を示す重要な指標である「Rule of X(SBC込み)」に基づいてソートされています。
Rule of X(SBC込み)とは、企業の成長性と収益性を評価する指標「Rule of 40」を拡張し、Stock-Based Compensation(SBC:株式報酬)を考慮に入れたバージョンです。
従来のRule of 40は、売上成長率+営業利益率の合計が40%以上であることが、SaaS企業や成長企業にとって望ましいとする基準でした。
しかし、SaaS企業などではSBCの割合が高く、実際の利益が過大評価されることが問題視されています。そのため、SBCを考慮した「Rule of X」が使われるようになっています。
Rule of Xの詳細は、下記のレポートをご覧ください。


そして、各銘柄の「Rule of X(SBC込み)」のパーセンタイル順位を算出し、バリュエーションのパーセンタイルと組み合わせることで、「低く垂れた果実(low-hanging fruit)」、つまり財務パフォーマンスが高いにもかかわらず割安に放置されている銘柄を特定しています。なお、EV / (FCF - SBC)がマイナスの銘柄については、一律で倍率を10,000と設定しており、その結果、バリュエーションのパーセンタイル順位は「NA」となっています。
※EV / (FCF - SBC):企業価値 /(フリーキャッシュフロー - 株式ベースの報酬)



(出所:筆者作成)
いくつかの銘柄は、特に魅力的な投資機会として浮かび上がります。中国株のPDDホールディングス(PDD)とリ・オート ADR(LI)は、それぞれeコマースとコンシューマーテクノロジーの分野で事業を展開しており、財務パフォーマンスが非常に優れているにもかかわらず、バリュエーション指標は極めて低水準にあります。中国人民銀行が2024年後半に景気刺激策を実施したものの、中国株に対する悲観的な見方や不確実性が依然として根強く、市場では大幅なディスカウントが続いています。特に、Temuを運営するPDDホールディングスに関しては、トランプ前大統領による関
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