投資家心理は現在、非常に高揚しています。多くの人がリスクを顧みず、積極的にリスク資産に資金を投入しています。「リスクオン」のマインドセットが市場を支配している状況です。
一方で、私はこの1週間言い続けている通り、慎重ながらも楽観的な姿勢を保っています。市場は底を打った可能性があると考えていますが、不確実性はいまだ大きく残っています。
たしかに、トンネルの先に光は見えています。しかし、今こそ規律が何より重要であると考えています。本稿では、集中力を保つために役立つ実践的なポイントをご紹介していきます。
政治的な話題には立ち入らず、投資家として重要な点に焦点を当てると、現状はまだ多くの不確定要素を抱えています。
たしかに、市場は熱狂しています。多くの投資家が「押し目買い」に走っています。しかし、正直に言えば、このボラティリティを引き起こしている根本原因は何も解決されていません。最大の問題である中国との貿易摩擦や関税問題は依然として未解決のままです。政治的な緊張緩和を示唆する発言はあるものの、具体的な行動や合意には至っていません。
トランプ大統領は金融市場を支援する方向への軌道修正に前向きな姿勢を見せています。しかしながら、実際の経済的ダメージは水面下で着実に進行していると私は考えています。
中国問題にとどまらず、EUはラテンアメリカや中国との関係強化に動いており、米国との関係深化には慎重な姿勢を示しています。いわゆる「90日間の猶予期間」も、すでに当初より短縮されていますが、その後に何が起こるのでしょうか。
多くの企業が、決算発表時にサプライチェーンの混乱を報告しています。一部は「第2の選択肢」となる国々への移行を進めており、また一部は関税に対する不透明感を理由に在庫発注を延期しています。これらは単なる短期的な問題ではなく、構造的な不確実性の兆候です。
もし近いうちに具体的な進展が見られなければ、インフレは「一時的なもの」では終わらず、金利も高止まりする可能性があると私は見ています。
現時点で市場は、2025年後半から2026年にかけて利下げが開始されるとのシナリオを織り込んでいます。しかし、もしこの見通しが誤っていたらどうでしょうか。もしインフレが予想以上に根強く、2026年に再び金利引き上げが必要になったら?
要
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