05/02/2025

注目のクラウドセキュリティ企業の比較:クラウドストライク・センチネルワン・パロアルトネットワーク・Wiz等の競争力分析

a close up of a blue light in the darkコンヴェクィティ  コンヴェクィティ
記事要約
  • 本稿では、クラウドセキュリティ業界における注目企業がこれらの領域においてどのような対応をしているかを詳細に比較していきます。
  • クラウドワークロード保護(CWP)分野では、クラウドストライク(CRWD)とセンチネルワン(S)がeBPF技術などを用いてリアルタイムな脅威検知と対応を進めており、両社ともEDRの限界を補う成長分野としてクラウドセキュリティを重視しています。
  • パロアルトネットワークス(PANW)やAqua、SysdigなどもCWPに注力しており、それぞれがエージェントベースやエージェントレス、SIEMとの統合など異なる戦略を展開して、実行時防御やポスチャー管理の高度化を図っています。
  • WizとOrcaは当初エージェントレス戦略で注目されましたが、現在はWizがリアルタイム防御を重視したハイブリッド型に移行し、Orcaはスキャン精度と簡便さを保ちつつも成長鈍化が指摘されています。
この記事は約 19 分で読むことができます。(記事文字数:約 9,700 文字)

※「クラウドセキュリティは今後どうなる?コンプライアンス重視からリアルタイム保護へ(Part 1:CWP)」の続き

前章では、CNAPP(クラウドネイティブ・アプリケーション保護プラットフォーム)を中心としたクラウドセキュリティの進化と市場再編の構造変化について詳しく解説しております。

本稿の内容への理解をより深めるために、是非、インベストリンゴのプラットフォーム上にて、前章も併せてご覧ください。

Cloud Workload Protection(CWP) :エージェントベースのCWPソリューション(CRWD、S、PANW、Aqua、Sysdig、およびLacework[FTNT])

クラウドストライク(CRWD)とセンチネルワン(S)について

エンドポイントセキュリティのリーダーであるクラウドストライク(CRWD)とセンチネルワン(S)は、それぞれ2018~2019年と2021年に、自社のEDR(Endpoint Detection and Response)エージェントをクラウドセキュリティ領域に転用することでCWP分野へ参入しました。その後、両社とも仮想マシン(VM)の保護から、コンテナ、Kubernetesノード、サーバーレスといったより抽象化されたコンピュートレイヤーへと徐々に対応範囲を拡大しています。また、当初はエージェントベースのアプローチを採っていたものの、現在ではCSPM(Cloud Security Posture Management)を皮切りにエージェントレス型のソリューションにも進出しています。クラウドストライクはCSPMを社内で開発し、SはPingSafeを買収することでCSPM機能を獲得しました。

両社にとってクラウドセキュリティは非常に重要な分野です。というのも、コア事業であるEDRの成長率は市場の成熟とともに鈍化しており、旧来のアンチウイルス(SymantecやMcAfeeなど)をすでに大きく置き換えたことも背景にあります。一方でクラウドセキュリティ市場は、既存のEDRエージェントをそのままクラウドに応用できるうえ、クラウド上のテレメトリデータを自社開発の次世代SIEM(Security Information and Event Management)に活用できる点で、非常に魅力的な成長分野となっています。CDR(Cloud Dete

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