投資は、ときに非常にフラストレーションがたまるものです。他の人はみんな儲けているように見えるのに、自分はただ重たい岩を押し上げているだけのように感じることがあります。
この点について、チャーリー・マンガー氏ならこう言うかもしれません。
「“Avoid the 3 Ls—leverage, lust, and liquor—and the rest tends to fall into place.”(レバレッジ、欲望、酒——この“3つのL”を避ければ、他のことは自然とうまくいく)」。
毎日ポートフォリオに手を加えないと市場に勝てない、などと思い込まないようにすることが大事だと考えています。
多くの人は「すぐにお金が稼げる」と思って市場に参入します。しかし、真の資産形成には時間がかかるということを理解していません。
ある意味で、投資は新しい恋愛関係のようなものです。急ぎすぎたり、無理に進めようとすれば問題が起きます。しかし、時間をかけて自然に関係を築けば、本当に価値ある、そして満たされる結果につながるのです。
なぜ一部の投資家が常に何か行動しなければならないと感じているのか、私には理解できません。頻繁な売買が成功を意味するわけではありません。
恋愛の例えに戻ると、もしあなたがいつもキラキラした新しい銘柄を追いかけているとしたら、それは今保有している銘柄に対して信念を持っていない証拠かもしれません。
その気持ちは分かります。市場が下落しているときには、何かしなければという衝動に駆られます。「すべて売って現金化しよう」と思ったり、「状況が改善したら、一気に集中投資しよう」と考えたりするかもしれません。
しかし、それでは上手くいかないでしょう。
本当にすべきことは、弱気相場でも耐えられるようにポートフォリオを構築することであると考えています。そうしておけば、株価が下がったとしても、自分が保有している企業は市場のノイズとは関係なく成長を続け、内在価値を高めていきます。そして市場の雰囲気が好転したとき、株価はその内在価値に向かって素早く回復していきます。
つまり、行動量を増やすことが成果に直結するわけではありません。嵐を乗り越えられるポートフォリオを作ることこそが、真の利益につながると見ています。
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