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09/12/2025

FRBの利下げは止まらない!一時的なスタグフレーション懸念を乗り越え、株価は最高値へ

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ローレンス・ フラーローレンス・ フラー
記事要約
  • 【現状】インフレ懸念より利下げ期待が優勢
    インフレ指標は高止まりしているものの、市場はFRBによる利下げを確信しています。弱い労働市場のデータが、物価上昇への懸念を上回っているとの見方が広がっています。
  • 【注目点】市場の関心はFRBの将来予測へ
    FRBは来週、利下げに踏み切る見込みです。市場の注目は、利下げそのものよりも、同時に公表されるFRBメンバーの経済や金利に関する将来予測へと移っています。
  • 【見通し】利下げがスタグフレーションを乗り越える力に
    今後、関税の影響で物価が上がり、経済成長が鈍化する一時的なスタグフレーションが懸念されます。しかし、FRBの継続的な利下げがその悪影響を打ち消すでしょう。
  • 【結論】株高による「資産効果」が経済を牽引
    利下げによる株価上昇は「資産効果」を生み、個人消費を刺激して経済全体を支えます。この力強い流れが、今後1年のリスク資産価格をさらに押し上げる見込みです。
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利下げは、一時的なスタグフレーション懸念を圧倒する

もし停滞した労働市場でなければ、先日発表された消費者物価指数(CPI)の報告を受けて、米連邦準備制度理事会(FRB)が来週利下げに踏み切ることは到底考えられなかったでしょう。

8月のCPIは、前年同月比では市場予想通りの結果でしたが、前月比では予想の+0.3%を上回る+0.4%と、より熱量の高い結果となりました。これにより、総合指数(ヘッドライン)は前年比で2.7%から2.9%に上昇し、過去4ヶ月で3回目の上昇を記録しました。CPIは今年4月に2.3%で底を打って以来、上昇傾向にあります。

また、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数も3.1%で横ばいとなり、4月の低水準2.8%から上昇しています。インフレは鎮圧されたというより、先延ばしにされているに過ぎず、FRBが懸念すべき状況と言えます。特に、過去の関税引き上げによる物価上昇が、まだサプライチェーン(製品が消費者に届くまでの供給網)全体にゆっくりと浸透している最中だからです。

米国株指標チャート

(出典:Finviz)

弱い労働市場が利下げを後押し

それにもかかわらず、投資家たちはこのインフレ指標を「FRBが来週、そして年内にあと2回の利下げを保証するのに十分穏やかなもの」と捉え、主要3株価指数はそろって史上最高値を更新しました。これは、最近の労働市場の弱さが、関税関連の物価急騰への懸念を上回るだろうという市場の信念の表れです。

個人的には、利下げがすぐに雇用情勢を改善するとは思いません。しかし、利下げは市場価格にとって、まるでアスリートにとってのステロイドのような絶大な効果をもたらします。このような状況でFRBの方針に逆らうのは賢明ではありません。昨日も述べた通り、景気後退に直面しているのでない限り、今後の利下げは株価にとって極めて強気な材料となります。

米国コアCPIチャート

(出典:Bloomberg)

先日の週間失業保険申請件数の報告も、利下げ期待をさらに強固なものにしました。申請件数は27,000件増加して263,000件となり、過去4年間で最も高い水準に達しました。8月の悲惨な雇用統計に続くこの数字は憂慮すべきものですが、詳細を見ると少し見方が変わります。

この週は祝日が含まれており、数字がぶれやすいという特殊要因がありました。さらに、季節調整前のデータでは、テキサス州で15,000件以上の急増が報告され

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