元NYSE社長が仕掛ける次世代取引所Bullish (BLSH):投資すべきか、待つべきか


話題の暗号資産取引所Bullish、その輝かしいデビューの裏に潜むリスク
暗号資産取引所のBullish(ティッカー:BLSH)は、その名の通り「強気」なデビューをニューヨーク証券取引所(NYSE)で飾りました。取引初日には株価が一時84%近くも急騰し、約118の最高値を記録。しかし、その後の取引では急激に値を戻す展開となっています。
この取引所は確かな野心、強力なチーム、そして独自の技術を持っていますが、筆者はまだこの銘柄に対して慎重な姿勢を崩していません。
その内実を見てみると、企業評価額に対して収益はまだ小さく、利益は暗号資産価格に大きく左右され、規制に関するリスクも常に存在します。長期投資家にとって、Bullishは魅力的な機会を提供するかもしれませんが、現時点では注意が必要です。

(出典:Bullish)
Bullishは、元NYSE社長のトム・ファーリー氏によって2020年に設立された、機関投資家向けのデジタル資産プラットフォームを目指す企業です。主に2つのブランドで事業を展開しています。
Bullish Exchange:100以上の通貨ペアで、スポット取引(現物取引)、先物、清算、証拠金取引を提供する暗号資産取引所。
CoinDesk:2023年に買収した著名なメディア・データプラットフォーム。指数、市場データ、有料購読サービス、イベントなどを提供しています。
Bullishは、コンプライアンス(法令遵守)を最優先する機関投資家向けの取引所として自らを位置づけています。すでに米国、ドイツ、香港、ジブラルタルで規制ライセンスを保有しており、他の地域でも申請中です。これは、規制の不確実性が問題になりがちな暗号資産業界において、大きな差別化要因となります。
取引高も大きく、サービス開始からの累計取引高は$1兆2500億に達し、同業他社グループ内でのビットコインとイーサリアムの現物取引において35%〜44%の市場シェアを主張しています。
Bullishの技術的な強みは、AMM(Automated Market Maker:自動マーケットメーカー) にあります。 AMMとは、アルゴリズムが顧客の注文情報をもとに自動で数千もの買い注文と売り注文を生成する仕組みです。従来の断片的な注
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