史上最高値更新中の米国株、次なる起爆剤は7.7兆ドルのMMF資金か?


過去3年間、私が株式市場に強気な見通しを持っていた根拠の一つは、もし市場が大幅な下落に見舞われたとしても、マネー・マーケット・ファンド(MMF)に滞留する莫大な資金が、特にFRBが利下げを開始した際に、リスク資産(株式など価格変動リスクがある資産)への新たな燃料として機能するだろうというものでした。
投資家たちがMMFを代替投資先として積極的に利用し始めたのは、FRBが政策金利をゼロ近辺から最高5.25%まで引き上げた2022年のことです。しかし結果的に、市場はこの燃料を必要とせず、MMFの金利が昨年から100ベーシスポイント(1%)低下したにもかかわらず、投資家はさらに多くの現金をMMFに注ぎ込み、今やその残高は過去最高の7.7兆ドルに達しています。
その一方で、S&P 500指数は数日おきに史上最高値を更新する新たな理由を見つけているようです。昨日(9月23日)は、NvidiaがOpenAIのモデル開発をさらに促進するため、同社の半導体チップを使ったデータセンター構築を支援するために、OpenAIに1000億ドルという驚異的な額を投資するという発表がありました。
市場のバリュエーション(株価評価)は歴史的な高値水準に近づいていますが、FRBによる金融緩和サイクルの再開は、今後1年間の経済と市場を活況に保つ可能性が高いでしょう。短期金利と連動してMMFの金利が低下する中、この莫大な資金は最終的にどこへ向かい、より良いリターンを探し求めるのでしょうか?

(出典: Finviz)
この現金の大半が、4%のリスクフリー利回りを享受している債券投資家の資金であるという点は重要です。私自身が過去数年間そうしてきたので、これは確かです。米国10年国債の利回りがほぼ同じであるのに、なぜ債券投資家が金利変動リスクを負ってまでそれを保有する必要があるでしょうか。
良いニュースとしては、もし長期債の利回りが魅力的な代替投資先となる水準まで上昇した場合、MMFがその利回り上昇を抑制する役割を果たすかもしれないということです。しかし、そのためには利回りが4.5%から5%の範囲まで上昇する必要があるでしょう。少なくとも私にとってはそうです。

(出典: Bloomberg)
MMFの資産の大部分は
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