10/20/2025
米国株、短期的な逆風の先に「年末ラリー」は訪れるか?


先週の株式市場は、前の週の損失を取り戻し反発しました。しかしその裏で、信用市場に亀裂が生じているのではないかという新たな懸念が浮上しています。
先月には、サブプライム自動車ローンを手掛けるトリコロール・ホールディングスと自動車部品メーカーのファースト・ブランズ・グループという、注目度の高い2社が経営破綻しました。これに続き、地方銀行であるジオンズ銀行(ZION)とウェスタン・アライアンス銀行(WAL)の2行で多額の損失が発生。両行は、同一の投資家グループへの融資が巨額の損失につながったとして、詐欺の被害に遭ったと主張しています。
この状況は、2023年にシリコンバレー銀行が引き起こした金融危機を彷彿とさせるかもしれません。しかし、私はこの見方には全く同意しません。これらは、ビジネスサイクルの終焉が近いことを示す「炭鉱のカナリア」(危険が迫っていることを知らせる初期の兆候)ではなく、不十分なデューデリジェンス(投資対象の価値やリスクを調査すること)と一部の悪意ある関係者によって引き起こされた、個別の事案だと考えています。

(出典: Edward Jones)
もしこれらの出来事に対する深刻な懸念があれば、米国債利回りと、投資適格級で最も格付けが低い社債(ムーディーズ格付けBaa)の利回りとのスプレッド(利回り差)が拡大するはずです。ス
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