米国株は調整終了へ:12月のFRB利下げ予測と年末ラリーへの期待

ローレンス・ フラー- 調整局面と資金の移動
主要株価指数は8月以来の長い下落傾向にあるが、S&P500などの大型株が苦戦する一方で、ラッセル2000(小型株)は上昇しており、投資家が過度に売られた割安株へ資金を移す「セクターローテーション」が始まっている。 - 12月利下げの可能性
雇用統計やADPなどの民間データは労働市場の停滞を示唆しており、市場の慎重なコンセンサスに反して、筆者はFRB(連邦準備制度)が12月10日の会合で利下げを行う確率が50%を大きく超えると予測している。 - 歴史的な年末ラリーの法則
過去のデータでは、その年の最初の10ヶ月でS&P500が10%以上上昇した場合、続く11月・12月も平均7.3%上昇する傾向がある。現在の売られすぎの水準は、この「年末ラリー」の強気な見通しを裏付けている。 - エヌビディアと市場の底打ち
世界最大の企業エヌビディアの決算や労働市場データが市場の底打ちを決定づける可能性がある。AI関連株の過熱感は修正されつつあり、今後はハイテク株一辺倒ではなく、より広範な割安株への投資が報われるだろう。