「つなぎ合わせ」の他社とは違う。Fortinetが「専用チップ×単一ソフト」でAI時代の覇者になる理由

コンヴェクィティ - 「専用チップ」と「一つの脳」
Fortinetは、自社開発の高速処理チップ(ASIC)と、すべての製品を動かす単一のOS(基本ソフト)を持っています。これにより、他社が買収で製品を継ぎ接ぎする中、圧倒的な性能とコスト安を実現しています。 - AIブームは2倍の追い風
「AIデータセンターを守る需要」と「AIを使ってセキュリティ運用を楽にする需要」。この両方で、Fortinetの高速ハードウェアと統合ソフトが選ばれる理由があります。 - 「物理AI」という新市場
工場や倉庫で動くロボットなどの「物理AI」。これらはセキュリティソフトを直接入れられないため、Fortinetのような「ネットワークそのもので守る」仕組みが必須になります。 - 「ハイブリッド」が正解だった
業界の権威Gartnerが「セキュリティはクラウドだけではダメ、現場の機器も必要」と定義を変更。これはFortinetが長年主張してきた「現場とクラウドの融合」が正しかったことを証明しています。 - 株価は割安な水準
高い利益率(FCFマージン40%超)と、積極的な自社株買いを行っているにもかかわらず、株価は成長鈍化を懸念して割安(約80ドル)に放置されています。現実的な適正価格は127ドル付近と試算されます。