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12/12/2025

やや強気
iシェアーズ 米国国債 20年超 ETF
やや強気
FRBは再び債券を支える準備ができています。
【2026年展望】K字型経済の加速と「隠れQE」の衝撃。今買うべき資産はこれだ

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ジェームズ・ フォードジェームズ・ フォード
記事要約
  • FRBが量的緩和を実質再開、市場へ資金供給
    3回連続の利下げに加え、月額400億ドルの米国債購入を開始。表向きは「準備預金管理」だが、実態は流動性を供給する量的緩和(QE)であり、市場の下支えを意図している。
  • 「K字型経済」が鮮明に、資産を持つ者だけが勝つ
    株価は上昇する一方で、消費者心理は悪化。資産を持つ富裕層(Kの上側)と、生活苦にあえぐ中間・低所得層(Kの下側)の格差が、FRBの政策によってさらに拡大している。
  • 労働市場は軟化しつつも崩壊は回避
    中小企業の雇用は減少傾向にあるが、全体的な失業保険申請件数は低水準を維持。製造業は弱いがサービス業は堅調で、インフレも落ち着きを見せているため「ソフトランディング」期待は継続。
  • 2026年に向けたポートフォリオ戦略:債券を追加
    「資産効果」を維持したい政府の意向により市場は支えられる。ゴールド、ビットコインに加え、割安圏にある米国債(TLT)をポートフォリオに追加し、リスク分散を図る好機。
この記事は約 6 分で読むことができます。(記事文字数:約 3,000 文字)

FRBは3回連続となる利下げを実施しましたが、ニュースの核心はそこではありません。水面下でFRBはひっそりとバランスシート(資産規模)の拡大を再開し、400億ドル規模の米国債購入を通じて、軟化しつつある経済に新たな流動性(市場に出回るお金の量)を注入し始めました。

同時に、米国は「K字型回復」の深みへと滑り落ちています。これは、資産を持つ者がさらに豊かになる一方で、中間・低所得者層が取り残される現象です。2026年を乗り切るためには、この「乖離(かいり)」を理解することが不可欠です。


本記事のポイント

  • なぜ「経済成長」ではなく「流動性」が市場を動かしているのか

  • K字型経済がリスク資産にどう影響するか

  • 最も恩恵を受ける資産クラスは何か

  • 我々の「マクロ・ポートフォリオ」に新たに追加した1つのトレード


QE(量的緩和)が帰ってきた!

FRBの12月会合では、市場の予想通り0.25%の利下げが行われましたが、それ以上の動きがありました。FRBは短期国債の購入を通じてバランスシートの拡大を再開すると発表したのです。このプログラムは今月、約400億ドルの購入から始まり、2026年にかけて段階的に調整される予定です。

FRBは技術的な理由でバランスシートの再構築に着手

(出典: Bloomberg)

当局者はこれを「準備預金管理のための購入」と説明していますが、根本的な事実は単純です。FRBは再び金融市場に流動性を注入しているのです。

労働市場が冷え込み、消費者の信頼感が悪化し、関税によって実体経済のコストが上昇している今、このバランスシートの再拡大は重要な方針転換を示唆しています。これは、2008年のリーマンショック以降を決定づけた政策構造の復活を意味します。つまり、状況が悪化したり不確実性が高まったりすると、中央銀行は潤沢な資金供給によってシステムを支えるのです。

ヘッドラインの主要経済指標の下には、現在、消費者と市場の行動を形作っているより深い構造的なストーリーがあります。

米国は「K字型経済」に突入しました。資産保有者は上昇し続ける一方で、中間・低所得者層の多くは停滞しています。利下げや国債購入を含むFRBの政策は、主に「Kの字の上側(富裕層)」を支援する一方で、下側で起きている悪化を見えにくくしています。この「乖離」こそが、現在の景気サイクルの決定的な特徴となっています。


米国で鮮明になる「K字型経済」

関税による混乱にもかかわらず、S&P 500(

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