AIバブル崩壊?2026年に向けた「資金大移動(ローテーション)」の正体


投資家によるAI主導のハイテク株取引からの撤退は4日連続となり、ナスダック総合指数は2%近く下落しました。ハイテク関連銘柄から少しでもネガティブな兆候が出ると、「バブルはまだ続いている(から弾けるかもしれない)」という懸念に油を注ぐ形となり、売りがさらなる売りを呼ぶ展開となっています。ここ数ヶ月、利益に飢えていた「弱気派」*たちは、ここぞとばかりに不安を煽っています。
昨日、S&P500指数が短期的なトレンドを示す「50日移動平均線」を下回ったことで、売りが加速しました。これは一部のトレーダーにとってはテクニカル的な「売りシグナル」となりますが、私たちは昨年11月の調整局面でも全く同じ光景を目にしています。 良いニュースは、もはやAIだけが唯一の投資テーマではないということです。企業の利益成長の裾野が劇的に広がっていることこそが、2026年のメインストーリーとなるでしょう。

(出典: Finviz)
主要な市場指数にとってこれほど悲惨な一日であったにもかかわらず、S&P500指数構成銘柄のうち、50日移動平均線を上回って取引されている銘柄の割合が、昨日は59%に上昇したことは驚きかもしれません。 メガキャップ(超大型)のハイテク銘柄が売られる一方で、投資家は他のセクター(業種)にある、より割安な「バリュー株」の機会を探し続けています。
時価総額に関わらず全ての銘柄を均等に扱う「S&P500均等加重指数(Equal Weight Index)」は、依然として50日移動平均線を余裕で上回っており、昨日の下落率はわずか0.27%にとどまりました。市場で起きているこの「ローテーション(資金の移動)」は、今でこそ連日のように見出しを飾っていますが、これは私が数ヶ月前から議論してきたテーマであり、2026年に向けてポジションを調整する時間はまだ十分にあります。

(出典: Bloomberg)
2026年の見通しを概説するにあたり、私は毎日行っていることと同じ作業をしています。それは、全体的な変化率を見極めるために、経済への「向かい風(悪材料)」と「追い風(好材料)」のバランスをとることです。 これは明らかに科学というよりはアート(芸術的な勘)に
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