12/18/2025
AIバブル崩壊?2026年に向けた「資金大移動(ローテーション)」の正体

- ハイテク株の調整と市場の不安
AI関連株の売りが続き、ナスダックは4日続落。S&P500も短期的な売買サインである50日移動平均線を割り込み、市場にはバブル崩壊を懸念する声や弱気派の動きが強まっている。 - 水面下で起きている「資金循環」
指数は下落しているが、S&P500構成銘柄の約6割は上昇トレンドを維持している。超大型ハイテク株から、割安な他セクターへ資金が移る「ローテーション」が鮮明になっている。 - インフレ要因の綱引きと経済の底堅さ
2026年を見据えると、電気代の高騰という「向かい風」はあるものの、ガソリン価格の大幅下落という「追い風」がそれを相殺しており、全体として消費者の負担バランスは保たれている。 - 消費者の本音と実際の行動
最新の小売売上データ(レッドブック)は前年比6.2%増と好調。消費者は不満を口にしつつも財布の紐は緩めており、来るべきデータでも個人消費の堅調さが確認されるだろう。