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01/05/2026

2026年の米国株展望:S&P500の過熱感と中小型株に眠る勝機

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ローレンス・ フラーローレンス・ フラー
記事要約
  • 強気相場の持続性
    ウォール街の強気姿勢が一致する中、S&P500は3年連続の2桁上昇を記録、1990年代後半に類似しており、2027年まで上昇が続く可能性がある。
  • 投資妙味の変化
    大型株のバリュエーションは割高だが、S&P600などの小型株は割安(PER15倍)であり、アウトパフォームする余地が大きい。
  • 政策とマクロ経済
    トランプ政権下の関税政策が緩和される兆しがあり、これがインフレ懸念から追い風へと転じる可能性がある。
  • リスク要因
    富裕層と困窮層の格差が開く「k字型経済」や連邦債務による金利上昇懸念はあるものの、堅調な個人消費が成長を支える見通し。
この記事は約 6 分で読むことができます。(記事文字数:約 2,800 文字)

強気相場も4年目に突入し、ウォール街のストラテジスト(投資戦略家)たちが一様に強気な見通しを示す中、その持続性を疑問視する声も上がっています。正直なところ、過去3年間のように、私自身の楽観論が「逆張り(少数派の意見)」であった時の方が、心持ちははるかに快適でした。

現在は明らかに状況が異なりますが、ストラテジストたちもようやく、景気拡大が持続可能であり、それが強気相場の原動力である「企業利益の成長」を牽引していることを認識し始めています。S&P500指数は3年連続で2桁のリターンを達成しました。これは1990年代後半以来見られなかった偉業です。この事実は懸念を招くかもしれませんが、私の「2026年市場展望」でも詳述した通り、現在の状況は90年代半ばから後半にかけての時期に最も酷似しています。

これは、相場の「疲れ」が表面化する前の2027年まで、強気相場が続く可能性を示唆しています。ただし、リレー競技のように、前進するためには新たなリーダー役へのバトンタッチ、つまり「フレッシュな足」が必要になるでしょう。S&P500の年間パフォーマンスとストラテジストの予測を示す棒グラフ。1999年以来の好調な推移と比較されている。

(出典:Bloomberg)

それでも投資家は、S&P500の歴史的な高バリュエーション(投資尺度における割高感)と、過去3年間の驚異的な上昇を考慮し、2026年に対して現実的な期待を持つべきです。S&P500の上昇余地は8~10%程度が妥当であり、これは予想される利益成長と整合的です。

一方で、過去3年間にわたり大幅に出遅れてきた「中小型株」のリターンは、この数値を上回る可能性が高いでしょう。利益成長の波はテクノロジーセクター以外にも広がりつつあり、それらのセクターでは株価収益率(PER)などの倍率が過去平均並み、あるいはそれ以下にとどまっています。

あまり報じられていない事実ですが、S&P00小型株指数(ティッカー:IJR)は、今年のアナリスト予想利益に基づくとPERわずか15倍で取引されています。対して、S&P500は22倍です。しかも小型株の方が、今後の利益成長率が高いと予想されているのです。AIやテクノロジーセクターの枠を超えて目を向ければ、経済拡大が続く中で大きな利益をもたらす可能性のある銘柄が数多く存在します。


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