米国株:銀行セクターの重荷とインフレ鎮静化の「第2の風」

ローレンス・ フラー- 銀行株の低迷と市場の反応
銀行セクターの主力株JPMorganなどが期待外れの決算を発表し、市場の重石となった。特に投資銀行手数料の減少やクレジットカード手数料規制への懸念が金融株を圧迫したが、小型株はCPIの結果を受けて健闘した。 - インフレは予測通り鎮静化
12月のCPI(消費者物価指数)は総合・コアともに概ね予想通りの結果となった。特に住居費を除いたコアCPIは前月比0.1%増にとどまっており、インフレ圧力の減退が確認された。 - 住居費の公式統計と実態の乖離
公式のCPI統計では住居費がインフレの主因とされているが、民間のデータ(Apartment Listなど)では家賃はデフレ傾向にある。集合住宅の建設ラッシュによる供給過多が背景にあり、公式統計は遅行している可能性が高い。 - 実質賃金の上昇と消費への好影響
インフレ調整後の実質週間所得は前年比1.1%増加しており、これは個人消費の成長にとって極めて重要である。実質所得の増加は経済成長の燃料であり、消費者の購買力を支える基盤となっている。