AIの本質は「ソフト」ではない:資本集約型への転換と勝者・敗者の全貌


AIは現実のものである。 現時点での生産性向上は否定しようがなく、これを一過性の流行として片付けようとする者は、単に時代の変化に遅れているだけだ。 しかし、市場が犯している根本的な間違いは、AIを何よりもまず「ソフトウェアの物語」であると仮定している点にある。 そうではない。 AIとは、資本構造の物語であり、利益率の物語であり、最終的にはマクロ経済の物語なのだ。一度そのように枠組みを捉え直せば、市場で起きていることの多くが混乱して見えるのをやめ、必然的なものに見え始めるだろう。
今こそ、AIがテクノロジー産業と経済に具体的に何をもたらしているのか、そしてどのように利益を得るべきか(以下に20銘柄以上をリストアップする)を分解して解説する時だ。
サービス経済こそが真の犠牲者
AIはテクノロジーに対して、極めて不快なことを行っている。それは「コードの希少性」を破壊しているということだ。

(出典:AI Digest)
何十年もの間、ソフトウェアは聖杯のような存在だった。アセットライト(資産軽量)で、利益率が高く、無限に拡張可能だったからだ。 社内でシステムを構築するのは高コストで遅く、壊れやすかったため、企業は高額なライセンス料を支払ってきた。その世界が終わろうとしている。 これこそが、ほとんどの投資家がいまだに見落としている重要な点だ。 コードが安価になれば、価格決定力は消失する。 AIはソフトウェアサービスと競合するのではない。それをコモディティ化(汎用品化)してしまうのだ。 ひとたびそれが起これば、1シートあたり1万5000ドルから2万ドルといった価格設定は、緩やかに圧縮されるのではない。崩壊するのである。 真の巨大エンタープライズ企業を除けば、せいぜい月額99ドルという世界の話になるだろう。

(出典:LSEG)
プライベートエクイティやプライベートクレジットの寵児であったソフトウェアサービスは、今まさに審判の時を迎えている。
AIはアセットライトではない。それは圧倒的に「物理的」なものだ。 ソフトウェアの利益率が圧縮される一方で、別の何かが加速している。それは「資本集約度」だ。 AIはクラウドの中に住んでいるのではない。AIが存在するのは以下の場所だ。
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