AIの本質は「ソフト」ではない:資本集約型への転換と勝者・敗者の全貌

ジェームズ・ フォード- AIの本質はソフトではなく資本集約
市場はAIをソフトウェアの物語と誤認しているが、実際は資本構造とマクロ経済の物語だ。AIはアセットライト(資産軽量)ではなく、データセンターや電力網など巨額の設備投資を伴う物理的な存在であり、インフラの価値を高める。 - コードの希少性消滅とSaaSの危機
AIはコーディングを自動化し、ソフトウェアの希少性を破壊している。これにより価格決定力が失われ、高額なライセンス料は崩壊に向かう。機能のみに依存した従来のSaaSモデルは淘汰され、価格競争に巻き込まれるだろう。 - 経済への影響はディスインフレ圧力
AIは労働代替や生産性向上を通じて、本質的にディスインフレ(物価上昇抑制)要因となる。専門職の賃金低下やサービスの低価格化は、長期的にはデフレ圧力を生む可能性があるが、現在は巨額の財政支出と設備投資がそれを覆い隠している。 - 投資戦略:インフラ買い・汎用ソフト売り
勝者はハードウェア、電力、重要素材、そして物理インフラを支える企業だ。一方、容易に複製可能なソフトウェアや労働集約型プラットフォームは避けるべきである。例外として、AIを指揮・統合(オーケストレーション)する層のソフトは生き残る。