03/27/2026

トランプ政権への不信感とイラン戦争:今こそ金(ゴールド)を買うべき理由

1080frame0327_3_1.webpジェームズ・ フォードジェームズ・ フォード
記事要約
  • 地政学リスク下での市場の不信感
    イラン戦争の勃発以降、S&P500種株価指数は5パーセント以上下落しています。和平交渉の報道にもかかわらず、市場はトランプ大統領や世界の情勢に対して不信感を抱いており、投資家は明確な避難先を探し求めています。 
  • 金が売られている3つの背景
    2025年に急騰した金は現在調整局面にあります。これは利益確定の売り、テクニカル指標の買われすぎサイン、そして有事のドル買いによるドルインデックスの反発という3つの要因が重なっているためと考えられます。 
  • 歴史が示す金の長期的な強気シナリオ
    短期的には売られている金ですが、戦争による政府債務の膨張や通貨の価値低下を見据えると、長期的には極めて強気です。1970年代のスタグフレーション期と同様、金は究極の防衛資産となります。
この記事は約 7 分で読むことができます。(記事文字数:約 3,500 文字)

イラン戦争が始まって以来、S&P500種株価指数は現在5パーセント以上の下落となっています。和平交渉が行われているにもかかわらず、ひとつの事実が明確になっています。それは、市場はもはやトランプ大統領を信用しておらず、世界もまた同様だということです。

私がすでに強調してきたように、明確な反転の証拠が示されるまで、私たちは下降トレンドの中にいます。では、投資家はどこに避難すればよいのでしょうか。

本日は、皆様が保有すべき極めて重要なマクロ資産に焦点を当てます。実際、この資産は大幅に売られており、差し迫った疑問を生み出しています。「ここで何かより大きなものが壊れかけているのではないか?」という疑問です。

以下でその理由を正確に説明するとともに、なぜ今がまさに買い時なのかについても解説します。私はマクロETFポートフォリオに、この資産をかなりの規模で追加しています。詳細を紐解いていきましょう。


なぜ金は売られているのか

これはおそらく、現在投資家にとって最も切実な疑問のひとつでしょう。2025年に素晴らしいパフォーマンスを見せた後、金と金属類は2026年における出遅れ資産となっています。

地政学的リスクが高まり、それが市場の投げ売りにつながっている状況下では、金に買いが入ると予想するのが普通ですが、現実はそれとは程遠い状況です。私はこれに3つの主な理由があると考えています。


投資家は売れるものを売る

2025年に最もパフォーマンスの良かった資産のひとつであることを考えれば、投資家が金から資金を回転させ、利益を確定して現金や他の資産に移行するのはごく自然なことだと私は考えています。

このような時期には、投資家は「売りたいもの」ではなく「売れるもの」を売るのです。金の価格は倍増しており、それは多くの投資家がおそらく資産配分が過剰になっていると感じていたり、利益確定の時期を迎えていたりすることを意味します。

さらに、現在の株式やSaaS(Software as a Service)銘柄の売りは、いくつか興味深い投資機会を生み出しています。一部の投資家が金から資金を引き揚げ、他の分野に振り向けていることには驚きません。


テクニカル指標の買われすぎ

関連する指摘として、金はそもそも調整(プルバック)の時期を迎えていたと主張することもできます。

SPDRゴールド・シェア(GLD)の週足チャート。テクニカル指標が買われすぎの水準に達し、上昇トレンドからの調整局面に入っていることを示すグラフ

(出典: TrendSpider)


週足のタイムフレームで見ると買わ

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