05/11/2026
S&P 500が今年15回目の史上最高値を更新―バラ色のAIメガネの裏に潜むリスク


■S&P 500が今年15回目の史上最高値
テクニカルには強気だが、マクロ環境と地政学的リスクがAIの楽観論に隠されており、データには夏にかけて悪化の兆候が表れ始めている。
■中東の原油供給危機が深刻化
世界は日量1,100万〜1,200万バレルの在庫減に直面しており、紛争終結後も生産回復に数ヶ月を要する。エネルギー起因のインフレがサプライチェーン全体に波及中。
■企業決算は驚異的だがサイクルの頂点に注意
S&P 500のQ1利益は前年比27.7%増でAIブームが牽引。ただしハイパースケーラーの設備投資サイクルはいずれピークを迎える構造的リスクが存在する。
■市場幅の悪化と慎重なポジション管理が鍵
S&P 500のわずか22%が指数を上回り、200日移動平均線上の銘柄比率も低下中。現金比率の段階的引き上げによる戦術的リスク管理が賢明。