強気アリスタ・ネットワークスアリスタ・ネットワークス(ANET)最新の2024年2Q決算は好調で株価は450ドルも視野に?株価見通しと将来性に迫る!

- アリスタ・ネットワークス(ANET)は、クラウドコンピューティングおよびAIアプリケーション向けのネットワーキングソリューションを設計しており、同社の現在の株価は予想営業利益の30倍というバリュエーションで取引されています。
- 最新の2024年度第2四半期決算は好調で、さらに、2025年には売上高成長率が18%に達する可能性もあり、引き続き同社の強力な財務パフォーマンスと革新的な製品の発売が期待されています。
- そして、競争環境の課題にもかかわらず、同社は継続した成長の見込みがあることからも、私の同社株式の2025年夏までの目標株価は450ドルとしています。
アリスタ・ネットワークス(ANET)に関して
アリスタ・ネットワークス(ANET)は、クラウドコンピューティングやAIアプリケーション向けに高性能なネットワーキングソリューションを設計しています。
私は、同社がまだ投資家から割安に放置されていると考えています。特に来年には同社の売上高が前年比18%成長する可能性があるにもかかわらず、同社の株価は予想営業利益の約30倍というバリュエーションで取引されています。
そして、同社は非常に優れたビジネスを展開しており、負債はなく、豊富な現金を保有していることが、現在の株価水準からの下落リスクを軽減する材料と見ています
そのため、私の同社株式の2025年夏までの目標株価は450ドルとしています。
アリスタ・ネットワークス(ANET)の重要な背景
私は2024年1月16日にアリスタ・ネットワークス(ANET)をポートフォリオに組み入れました。この期間中、同社の株価は、最新の2024年度第2四半期決算後の本日のプレマーケットでの上昇を含めて25%以上上昇しています。
しかし、重要なのは、その過程がいかに波乱に満ちていたかを認識することです。すべての投資家はアウトパフォーマンスを望んでいますが、アウトパフォーマンスを得るためには、大衆とは違うことをしなければなりません。
私は引き続き、2025年夏までに同社株式が1株当たり450ドルまで上昇する可能性があると見ています。
アリスタ・ネットワークス(ANET)の見通し
アリスタ・ネットワークス(ANET)は、革新的なネットワーキングソリューションの設計と販売を専門とする会社です。
大規模なクラウドデータセンターやAIインフラを支える高度なイーサネットスイッチやソフトウェアの開発に注力しています。
同社の製品は、高性能、スケーラビリティ、低遅延で知られており、大量のデータとネットワーキングを必要とする企業にとって不可欠です。
最近では、AIと機械学習アプリケーションに必要な高速データ転送をサポートするウルトライーサネットコンソーシアム標準に準拠したEtherlink AIプラットフォームを発表しました。
短期的には、同社は強い市場ポジションとネットワーク技術の継続的な革新により成長が見込まれています。
Etherlink AIプラットフォームなどの最近の製品発売と、クラウドおよびAIのニーズに応える能力により、急速に拡大する市場の最前線に立っています。
同社の堅調な財務パフォーマンスは、売上高と繰延収益の大幅な増加を伴い、そのソリューションへの需要の高まりを示しています。
企業、クラウド、サービスプロバイダーなど、さまざまなセクターでの牽引力の増加も、持続的な成長にとって良い兆候です。
しかし、同社は課題にも直面しています。ネットワーク技術の競争環境は激しく、競合他社もクラウド機能を強化しています。
さらに、同社の粗利益率は堅調ですが、変動するサプライチェーンの状況の中でこれを維持するのは課題となります。
これは、次の四半期のNon-GAAPベースの粗利益率がやや弱く、2024年第2四半期と比較して約200ベーシスポイント(2%)の減少を示していることにも表れています。
このような背景を考慮しつつ、次に同社のファンダメンタルズ分析を解説していきます。
アリスタ・ネットワークス(ANET)の売上高:2025年には18%の年平均成長率に達する可能性
下記の文章は、私の前々回の同社に関するレポートにおいて、アリスタ・ネットワークス(ANET)に関して私が述べたことです。
「同社の経営陣は現在、通期ガイダンスを年平均成長率12%から14%に上方修正しているが、私は経営陣が投資家の期待を和らげているだけだと考えている。実際、同社の四半期比較が2024年の残りの期間を通じて緩和されるにつれて、同社の売上高成長率が加速する可能性は大いにある。このことは、グロース株の投資家にとって、素晴らしいストーリーとなるだろう。これは単に前年との比較が改善しただけのことではあるが、需要の好転を物語り、市場は再び同社に魅了されることと見ている。」
そして、前回の同社に関するレポートにおいて、私が述べた内容です。
「そして、私はこの自身の見解を引き続き支持しており、2024年後半にはアリスタ・ネットワークス(ANET)の売上高成長率が改善し、売上高成長率の「自然な」再加速が見られるだろうと見ている。」
現時点では、同社の第3四半期のガイダンスは前年比約17%の成長を示しています。
しかし、経営陣は今年「少なくとも14%」の売上高成長率を再度強調しました。
そして、これまでと同様に強調したいのは、経営チームには様々なタイプがあるということです。
しかし、同社のCEOとCFOは保守的な見通しを持つことで定評があります。
そのため、私は彼らのこの主張には自信があります。
恐らくもう1四半期、厳しい比較対象となるのは2024年第3四半期ですが、その後は同社の比較対象が急速に緩和されるため、同社が自然により強い成長率を達成できるようになると見ています。
そして、総合的に見て、私は同社は2025年に18%の年平均成長率(CAGR)を達成できると考えています。
さらに、これは保守的な数字であり、時間とともに上方修正する余地があると見ています。
では、この文脈を踏まえ、次に同社のバリュエーションについて見ていきましょう。
アリスタ・ネットワークス(ANET)のバリュエーション:予想営業利益の30倍
私は、前回のレポートにおいて、アリスタ・ネットワークス(ANET)に関して下記の通り述べています。
「同社はフォワード・ランレートとして33億ドルのNon-GAAP営業利益を達成できると考えている(これは足元の数字を4倍して年率化したものである)。」
「私の収益性の見積もりが正確であれば、アリスタ・ネットワークス(ANET)はNon-GAAPベースの予想営業利益の32倍で取引されていることになる。」
同社は2024年上半期で15億ドルの営業利益を上げました。
これにより、私が以前予測した同社が今後33億ドルのランレートに達するという見積もりが正しい範囲内であると確信できました。
さらに、私はインフレクション投資の考え方を信じており、強固なバランスシートの重要性を強く認識しています。
強固なバランスシートがなければ、株価が高値で取引されるのは難しいと考えています。
※インフレクション投資:企業や市場の重要な転換点や変曲点に投資する戦略。具体的には、企業の成長軌道や市場の動向が大きく変わるポイントを見極め、そのタイミングで投資を行うことを指す。この戦略は、転換点における大きな成長や変化を利用して、投資リターンを最大化することを目的としている。
そして、同社は2024年第2四半期を無借金で終え、時価総額の約6%以上を現金として保有しています。
これにより、同社は将来の事業への再投資や大規模な買収を行うための大きな柔軟性を持つことができます。
アリスタ・ネットワークス(ANET)への結論
アリスタ・ネットワークス(ANET)の予想営業利益の30倍という現在のバリュエーションは、特に来年18%の成長率を達成する可能性があることを踏まえると、割安であるように見えます。
繰り返しになるが、同社には負債がなく、十分な現金を持っている高品質な企業であり、継続的な成長に向けて良好な位置にあるように見えます。
さらに、上述の理由からも同社株価の現水準からの下落リスクは少ないと見ており、2025年夏までの目標株価を1株当たり「450ドル」としています。
以上より、アリスタ・ネットワークスは最先端のネットワーキングソリューションでクラウドをつなぎ続けており、非常に魅力的な銘柄であると考えています。
さらに、その他のアリスタ・ネットワークス(ANET)に関するレポートに関心がございましたら、是非、こちらのリンクより、アリスタ・ネットワークスのページにアクセスしていただければと思います。
アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
📍テクノロジー&エネルギー担当
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