A newspaper sitting in a red shopping cart
11 - 28 - 2024

【米国株トランプ銘柄】エンフェーズ・エナジー(ENPH)とナノ・ニュークリア・エナジー(NNE)の将来性を徹底解説!

ジェームズ・ フォードジェームズ・ フォード
  • 本稿では、トランプ政権下で注目される米国株式市場における2つのエネルギー関連銘柄の今後の株価見通しと将来性を詳しく解説していきます。 
  • 太陽光技術リーダー企業のエンフェーズ・エナジー(ENPH)は、アメリカ市場での成長が期待される一方、ヨーロッパ市場の低迷が課題となっていますが、新製品投入により長期的な成長を目指しています。 
  • 携帯型核エネルギー技術を持つナノ・ニュークリア・エナジー(NNE)は、マイクロリアクター技術を活用した革新的なソリューションを提供し、規制や技術的リスクを抱えながらも将来的な商業化が期待されています。

トランプ新政権下で注目のエネルギー関連銘柄

トランプ相場はまだ終わりを迎えていないようで、さらなる上昇のチャンスが期待されています。

先日取り上げた「注目の5銘柄」の多くをスイングポートフォリオに組み込んでいますが、本稿では「トランプ新政権下で注目のエネルギー関連の2銘柄」を紹介していきます。

注目の5銘柄の詳細に関心がございましたら、インベストリンゴのプラットフォーム上より、下記のレポートをご覧いただければと思います。

また、このサイクルで最も高いパフォーマンスが期待できるアルトコインへの投資も拡大しています。

本稿で学べること

・トランプ政権下で成長が期待される意外なエネルギー関連銘柄

・注目度の低い有望な核関連銘柄

・すでに200%上昇した後もさらに3倍が狙えるアルトコイン

・スイングポートフォリオの最新状況:リターン50%目前

直近のおさらい

2週間前に紹介したトランプ関連銘柄は以下の5つです。

・テスラ(TSLA

・コインベース(COIN

・インテル(INTC

・トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ(DJT)

・ジオ・グループ(GEO

全ての銘柄に強気というわけではありませんが、テスラとコインベースには引き続き強気です。

特にテスラはトランプ相場の恩恵を受け、スイングポートフォリオ内でソーファイ・テクノロジーズSOFI)に次ぐ第2位のパフォーマンスを誇っています。

(出所:Snowball Analytics SAS

現在の上昇は高い出来高を伴っており、1.618エクステンション到達前の調整を挟んで、さらに上昇する可能性があります。

(出所:TrendSpider

トランプ関連銘柄に関するレポートの詳細に関心がございましたら、下記のレポートをご覧いただければと思います。

では、トランプ相場で大きな利益を狙える銘柄を3つ紹介します。

その中でも特に注目したいのがエンフェーズ・エナジー(ENPH)です。

エンフェーズ・エナジー(ENPH)

トランプ政権下では石油関連の話題が多い一方で、太陽光エネルギーはあまり注目されていないかもしれません。

しかし、意外にもこの分野が成長する可能性があると見ています。

イーロン・マスク氏が太陽光エネルギーの熱心な支持者であることはよく知られていますが、トランプ政権下でもこの分野が成長を遂げるシナリオは十分に考えられます。

たとえ意外に思えるとしても、トランプ氏が太陽光を推進することで以下のようなメリットを得ることができます:

・アメリカのエネルギー自給率を高める

・アメリカ産業を支援し、中国製太陽光パネルへの関税を正当化

・環境問題に積極的なリーダーとしてのイメージアップ

さらに、トランプ氏とマスク氏の関係が深いことを考えると、太陽光分野にはまだ大きな可能性があると言えます。

もちろん、テスラも恩恵を受ける1つの方法ですが、それ以外にも純粋な太陽光関連銘柄が存在します。

その中で最も注目に値するのがエンフェーズ・エナジー(ENPH)です。

エンフェーズ・エナジーは太陽光技術におけるリーダー企業で、市場での確固たる地位と、再生可能エネルギーやEV(電気自動車)市場の回復から大きな成長が期待されています。

同社は革新的な製品ラインと安定した基盤を持ち、今後の成長余地は非常に大きいと考えられます。

エンフェーズ・エナジーは10月22日に2024年第3四半期決算を発表しており、市場予想をわずかに下回りましたが、これは主にヨーロッパ市場の低迷とアメリカ顧客の破綻が影響しています。

売上は予想を3%下回りましたが、アメリカ市場では前四半期比で43%もの成長を記録し、基本的な事業の力強さは健在です。

ヨーロッパでは消費者信頼感の低下や規制の不透明性が課題となっていますが、同社は新製品の投入と市場シェア拡大に注力し、2025年には回復を目指しています。

通常の収益水準に戻るまでには時間がかかるものの、同社は強固な事業基盤と革新的な戦略を背景に、長期的な成長ポテンシャルをしっかりと維持しています。

(出所:TrendSpider

チャートを見ると、興味深い反転の兆しが見られます。

RSIの強気ダイバージェンスや出来高の増加など、ポジティブな要素が確認できます。

しかし、下にほとんどサポートがないため、「落ちるナイフ」のリスクがあり、慎重な対応が必要と言えるでしょう。

ナノ・ニュークリア・エナジー(NNE)

最後にご紹介するのは、ナノ・ニュークリア・エナジー(NNE)です。

トランプ政権の優先事項として「エネルギー自立」と「中国に対する優位性の確保」が挙げられています。

これに加えて、AI分野における核エネルギー需要の増加が重なれば、この分野で驚異的なリターンが得られる可能性があります。

そして、同社は最近IPOしたばかりの企業で、今後1年で大きく成長する可能性を秘めているように見えます。

ナノ・ニュークリア・エナジーはマイクロリアクター技術に特化した企業で、携帯型核エネルギーソリューションを目的としたZeusとOdinの2つの設計を開発しています。

同社の事業内容には、リアクターの開発、HALEU燃料(高濃縮低濃度ウラン)の製造、核エネルギーに関するコンサルティングが含まれています。

同社の技術は、遠隔地での電力供給や暖房、水素製造といった分野での応用が期待されていますが、商業化は2030年から2031年にかけて進む予定です。

資金調達の成功から市場の信頼が見られる一方で、規制上のハードル、技術的なリスク、市場動向の不透明性といった課題も存在します。

同社の株は、収益化前のバイオテクノロジー企業に近い特徴を持ち、主に技術に精通した投資家や経営陣への信頼を重視する投資家に向いていると言えるでしょう。

(出所:TrendSpider

現在、20ドル付近にしっかりとしたサポートを確認できる中、良好な上昇トレンドが形成されつつあります。

最終的にどの水準に到達するかを予測するのは難しいですが、引き続き注目していく価値はあるでしょう。

次章では、私の注目するアルトコインと私のスイングポートフォリオの最新のアップデートを詳しく解説していきます。

※続きは「【2024年11月末:スイングポートフォリオ・アップデート】イーロン・マスク氏が注目のリップル(XRP)を追加購入!」をご覧いただければと思います。

加えて、伝説のバリュー投資家であるウォーレン・バフェット氏の最新のポートフォリオ動向や私のその他のポートフォリオの詳細に関心がございましたら、是非、インベストリンゴのプラットフォーム上より、下記のレポートも併せてご覧いただければと思います。

ウォーレン・バフェット氏の最新のポートフォリオ動向

マクロポートフォリオ

YOLOポートフォリオ

また、私のプロフィール上にて、私をフォローしていただければ、最新のレポートがリリースされる度に、リアルタイムでメール経由でお知らせを受け取ることが出来ます。

私のテクノロジー関連銘柄やマクロ経済に関するレポートに関心がございましたら、是非、フォローしていただければと思います。


アナリスト紹介:ジェームズ・ フォード

📍米国マクロ経済&テクノロジー担当

フォード氏のその他のテクノロジー関連銘柄やマクロ経済のレポートに関心がございましたら、是非、こちらのリンクより、フォード氏のプロフィールページにアクセスしていただければと思います。


インベストリンゴでは、弊社のアナリストが、高配当関連銘柄からAIや半導体関連のテクノロジー銘柄まで、米国株個別企業に関する動向を日々日本語でアップデートしております。そして、インベストリンゴのレポート上でカバーされている米国、及び、外国企業数は250銘柄以上となっております。米国株式市場に関心のある方は、是非、弊社プラットフォームよりレポートをご覧いただければと思います。

弊社がカバーしている企業・銘柄の一覧ページはこちら