米国株式投資・IPO用語集
- 本稿は、一般的な株式投資およびIPOに関する用語集である。
- 私のレポートでは、下記の用語を頻繁に使用することから、もし具体的な解説が必要な場合は、是非、本稿を参考にしていただきたい。
IPO関連用語集
IPO取引
IPOにより上場される株式が公開市場で初めて取引されること。通常はIPOの値付けが行われた翌営業日。
IPO時の時価総額
IPO時点の発行済株式数 × 提案された1株当たりの価格の中央値を掛けたもの。
IPOプライシング
企業が初めて株式を公開して市場に売り出す際の価格設定のこと。
クワイエット・ピリオド(沈黙期間)
IPO直後の慣習的な25日間。この期間中、IPOに関与した主要な投資銀行、或いは、証券会社のアナリストは、当IPO銘柄に関するリサーチ・レポートを公開しない。
ロックアップ期間
IPO直後の一定の期間(一般的には180日間)を指し、当期間中はIPO以前からの株主は株式を売却することが出来ない。
その他株式投資関連用語集
総売上高
企業が報告するすべての収入源。
売上総利益
総売上高から直接経費を差し引いたもの。
売上総利益率
売上総利益を総売上高で割ったもの。
営業利益
売上総利益から利息、税金、減価償却費および償却前営業費用を差し引いたもの。
営業利益率
営業利益を総売上高で割ったもの。
純利益
営業利益から利息、税金、減価償却費および償却費を差し引いたもの。
営業キャッシュフロー
企業の通常の事業活動によって生み出されるキャッシュフロー。
時価総額
発行済株式数 × 提案された1株当たりの価格の中央値を掛けたもの。
企業価値
時価総額に、会社の負債、優先株式、非支配持分を加え、現金および現金等価物を差し引いたもの。
株価売上高倍率
時価総額を売上高で割ったもの。
企業価値 / 売上高
企業価値を売上高で割ったもの。
企業価値 / EBITDA
企業価値ををEBITDAで割ったもの。
一株当たり利益
純利益を発行済株式数で割ったもの。
総負債資本比率
短期および長期の負債総額を株主資本の合計で割ったもの。
発行済株式に対する浮動株比率
企業の発行済み株式総数に対して、市場で自由に取引されている株式数の割合。
ネット・フリー・キャッシュフロー
営業キャッシュフローから純資本支出を差し引いたもの。
1株当たりフリー・キャッシュフロー利回り
ネット・フリー・キャッシュフローを発行済株式数および株価で割ったもの。
売上高成長率
企業の売上高が一定期間内にどれだけ増加したかを示す指標で、企業の成長性や業績の向上を評価するために使用される。
調整後FFO(営業活動によるキャッシュフロー)
リートの中核事業から生み出されるキャッシュフローを調整した金額。
貸倒引当金控除後純利息収益
延滞債権に対する損失を控除した後の収益額。
純金利マージン(NIM)
企業(主に金融機関)が生み出す金利収入から、貸し手(預金者等)に支払う金利を差し引いた差額を、金利を獲得出来る資産の総額で割ったもの。
純貸倒損失率
平均債権額に対する、回収不能と思われる債権額の割合。
公益法人(PBC:Public Benefit Corporation)
株主への利益の最大化に加え、公益を目的とすることを定款で明確に認めている企業の一種。