2024年11月:米国株モデルポートフォリオ・アップデート
マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ- 本稿では、2024年11月時点の私のモデルポートフォリオのアップデートに関して詳しく解説していきます。
- 直近の主な変更:DAVE、INOD、APPを新たに追加し、ML、LFMD、OUSTを除外。
- 現在のポートフォリオ:足元の現金比率は10%で、新規銘柄の追加枠の空きは2つ。UEC、LEU、ENVXは長期保有銘柄、それ以外は12〜18ヶ月以内に売却予定。
- 原子力関連銘柄:UEC(無借金で生産開始予定)、LEU(米国の濃縮企業)。
- テクノロジー関連銘柄:GCT、IOT、S、HOOD、ENVX、LUNR、GTLB、TDOC、RDDT、ALAB、INOD、APP、DAVE。
2024年11月:モデルポートフォリオの銘柄に関するアップデート
足元では、新たにデイブ(DAVE)、イノデータ(INOD)、アップラビン(APP)をポートフォリオに追加し、マネーライオン(ML)、ライフMD(LFMD)、オースター(OUST)を除外しています。
ポートフォリオのアップデートは毎月更新しています。
これは、読者の皆様にも、各銘柄が引き続き投資価値があるかどうかを確認してもらうためです。
最新のモデルポートフォリオ
(出所:筆者作成)
過去の売却済み銘柄一覧
下記の売却済みの銘柄に関するレポートも、インベストリンゴのプラットフォーム上よりご覧いただけます。
(出所:筆者作成)
モデルポートフォリオにおける構成銘柄の比率
(出所:筆者作成)
各ポジションの概要に関して、以下に簡潔に解説していきます。
各銘柄の最新の分析は、インベストリンゴのプラットフォーム上より検索していただければと思います。
また、下記の文章中の各銘柄の銘柄コードをクリックしていただければ、各銘柄のページよりご覧いただけます。
現在、ポートフォリオの約10%を現金で保有しており、新たに2つの銘柄を追加する余地があります。
黄色でハイライトした銘柄は「中立」のレーティングに引き下げている銘柄です。
また、ポートフォリオの約10%を原子力・ウラン関連銘柄に投資しており、ウラニウム・エナジー(UEC)とセントラス・エナジー(LEU)がその対象です。
ウラニウム・エナジーとセントラス・エナジー、そしてエノビックス(ENVX)は唯一の長期保有銘柄です。
その他の銘柄は、今後12〜18か月以内、もしくはそれより早いタイミングでポートフォリオから除外する予定です(詳細は各銘柄の説明をご覧ください)。
ポートフォリオは均等な比率で保つようにしていますが、これは意外と難しいです。
今後、新しい銘柄はそれぞれポートフォリオの5%の比率に設定する予定です。
原子力関連銘柄(2銘柄)
ウラン・エナジー(UEC)
負債がなく、ウラン価格の変動にも左右されにくい銘柄で、12年ぶりに生産を再開しました。電気自動車やデータセンターの電力需要を満たすため、電力供給が一層重要になると考えています。
セントラス・エナジー(LEU)
米国で数少ないウラン濃縮企業です。
テクノロジー関連銘柄(16銘柄)
ギガクラウド・テクノロジー(GCT)
グローバルなB2Bマーケットプレイスを運営しており、年平均成長率(CAGR)は約40%。その規模に対して非常に収益性が高く、成長が見込まれる銘柄です。
サムサラ(IOT)
産業データを収集する企業で、急成長中の年平均成長率40%を達成しています。2024年には営業利益率6%に到達すると見込んでいます。
センティネルワン(S)
2024年末までに利益面でほぼ損益分岐点に達する見込み。2025年にはフリーキャッシュフローが1億ドルに到達する可能性があると見ています。
ロビンフッド(HOOD)
無借金で50億ドル以上の現金を保有しており、年平均成長率15%で成長していると予測しています。
エノヴィックス(ENVX)
2026年までは売上が発生しない売上計上前の企業です。このような売上のない企業への投資にはリスクがあることを理解してください。
インテュイティブ・マシーンズ(LUNR)
NASAとの契約により、月面商業インフラの重要なプレイヤーとしての位置を確立しています。2025年末までの目標株価として15ドルとしています。
ギットラボ(GTLB)
株価目標は75ドルで、Rule of 40に近い成長を見込んでいます。
テラドック(TDOC)
2025年には新経営陣のもとで事業が安定し、業務改善が進むと予想しています。
レディット(RDDT)
急成長中で、既にGAAPベースで黒字化を達成しています。
アステラ・ラボ(ALAB)
2025年上半期に前年比50%の売上成長が見込まれ、高成長が期待できる銘柄です。フリーキャッシュフローの75倍のバリエーションとなっています。
イノデータ(INOD)
経営陣は希薄化の抑制と株主価値の維持に注力しており、2026年初頭までの目標株価として65ドルを設定しています。
アップラヴィン(APP)
力強い収益成長率を踏まえ、2026年初頭までの目標株価として1株あたり350ドルを設定しています。現時点では、将来の予想フリーキャッシュフローの25倍のバリュエーションとなっています。
デイブ(DAVE)
2025年のフリーキャッシュフローは約9千万ドルと予想され、予想フリーキャッシュフローの12倍のバリエーションは魅力的です。
ドラフトキング(DKNG):中立
ドキシミティ(DOCS):中立
ペイパル(PYPL):中立
注:ここに記載の銘柄は全て私自身も保有しています。
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アナリスト紹介:マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
📍テクノロジー&エネルギー担当
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