【半導体:決算】インテル(INTC)業績悪化理由:Falcon Shores開発中止やClearwater Forest延期の影響とは?

ウィリアム・ キーティング- 本稿では、注目の米国半導体銘柄であるインテル(INTC:Intel)の最新の2024年度第4四半期決算分析を通じて、Falcon Shoresの開発中止やClearwater Forestの延期の影響を含め、同社の業績悪化理由に関して詳しく解説していきます。
- インテルはEUVノードへの移行を進めており、2024年のEUVウェーハ売上比率は5%超に増加。しかし、TSMCの3nm移行と比較すると進捗は遅く、十分な歩留まりを確保できていないことが課題となっています。
- インテルの2025年の総設備投資は約200億ドルとなる見込みで、その半分は政府助成金やパートナー出資によるものであり、過去の過剰投資により、今後は既存資産の活用を重視し、支出の抑制を図る方針を取っています。
- インテルはFalcon Shoresの市場投入を中止し、Clearwater Forestの発売を2026年に延期。これにより加速コンピューティング市場での競争力が低下し、技術リーダーシップの回復がより困難になっています。