クラウドセキュリティは今後どうなる?コンプライアンス重視からリアルタイム保護へ(Part 1:CWP)

コンヴェクィティ - 本稿では、クラウドワークロード保護(CWP)の進化と現在の位置づけ、さらにAI活用の拡大やHuaweiによる自律型セキュリティの台頭などを通じて、次世代クラウドセキュリティの今後の見通しについて詳しく解説していきます。
- クラウドセキュリティの標準は、ポスチャー管理、ワークロード保護、実行時保護を統合した包括的なプラットフォームへと進化しており、「クラウドセキュリティの三重苦(トリレンマ)」の解決を目指す形となっています。
- 企業が業務全体にAIを急速に導入する中で、クラウドインフラの重要性が増しており、それに伴い、スケーラブルでリアルタイムに対応可能なクラウドセキュリティソリューションへの需要が高まっています。
- そして、本稿Part 1では、CNAPP(Cloud-Native Application Protection Platform)の実行時レイヤーであるCWP(Cloud Workload Protection)に焦点を当てています。CWPは2〜3年前まではエージェントレスアプローチに比べて支持を失っていましたが、リアルタイム保護へのニーズの高まりを受けて、現在では再評価されつつあります。
- LLM-Ops(大規模言語モデルの運用)、コパイロット(支援AIツール)、そしてAIエージェントの初期的な台頭により、CWPは自動化と実行時インテリジェンスによって特徴づけられる新たな局面に入りつつあります。