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08 - 29 - 2024

弱気
PDDホールディングス
弱気
同社は2024年に約10億ドルのフリーキャッシュフローを生み出しましたが、これは私の予測を大きく下回り、私の投資仮説がうまく機能していないことが明らかとなりました。
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PDDホールディングス(PDD)最新の2024年2Q決算は予想を下回り、株価は30%以上下落!今後の将来性に迫る!

マイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラマイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
  • PDDホールディングス(PDD)は、2024年8月26日に、最新の2024年第2四半期決算を発表しました。
  • 同社のパフォーマンスが私の投資仮説から外れ、予想よりも低いフリーキャッシュフローを生み出したため、ポートフォリオから除外することを決断しました。
  • 特に、経営陣が新たな課題に直面し、より多くの投資が必要であると発表したことが、私の仮説と矛盾していたため、除外を決めました。
  • 今回の投資も含め、投資が思い通りにいかないときにどう対処するかの計画を事前に持ち、感情に流されずに判断することが極めて重要だと考えます。
  • 同社に対する自身の判断ミスを認識し、損失を最小限に抑えるために、インフレクション投資の計画に従うことの大切さを改めて強調したいと思います。

PDDホールディングス(PDD)の最新の2024年第2四半期決算発表に関して

PDDホールディングス(PDD)は、2024年8月26日に、最新の2024年第2四半期決算を発表しています。

そして、本日、同決算発表を受けて、私はPDDホールディングス(PDD)をポートフォリオから除外することにしました。

残念ながら、私の投資仮説通りには同社は進展しませんでした。同社が1株122.30ドルの際にポートフォリオに追加しましたが、結果的に判断ミスをしてしまいました。投資戦略に完璧なものはなく、ポートフォリオ全体で損失を最小限に抑えることが重要だと考えます。

また、大切なことは、損失を避けることではなく、むしろ、ミスをしたときにどう対処するかの事前に計画を持つことだと考えています。

これを説明するのに適した例えがあります。あなたが駅にいて、いつも乗っている電車が午前9時に出発するはずなのに、電車が来ないとします。その場合、何かがおかしいと感じ、別の移動手段を探すでしょう。一日中プラットフォームで待ち続けることはありません。

そして、以前のレポートで述べたように、下記の内容が、同社に対する私の投資仮説の核心でした。

「PDDホールディングス(PDD)の成長速度を考えると、2024年のある時点で、フォワード・ラン・レートとして170億ドルのフリー・キャッシュフローが得られる可能性が高いと私は考えている。」

そして、下記が同社がもたらした結果です。

(出典:2024年第2四半期決算発表資料)

同社は2024年に約10億ドルのフリーキャッシュフローを生み出しましたが、これは私の予測を大きく下回り、私の投資仮説がうまく機能していないことが明らかとなりました。

さらに、もしまだ疑問が残っていたとしても、PDDが決算説明会で語った内容がその疑問を解消しました。

(原文)However, we are seeing many new challenges ahead, from changing consumer demand, intensifying competition, and uncertainties in global environment. As a result, we will enter a new phase of high quality development that calls for increased investments. Our profitability will affect it as a result.

(日本語訳)私達は、消費者需要の変化や競争の激化、そして世界的な環境の不確実性といった多くの新たな課題に直面しています。そのため、私達は高品質な成長を目指す新たな段階に入り、投資を増やす必要があります。その結果、利益率に影響が出るでしょう。

経営陣は、短期から中期にかけて、より積極的な投資が必要だと明言しています。これは、私の当初の仮説とは大きく異なる予想外の展開です。

そして、愛着のある自身の考えに感情を乗せすぎないことが重要だと考えます。企業が期待通りの成果を出さない場合、感情に左右されて判断をするべきではなく、投資戦略に忠実であることが不可欠だと考えます。

PDDホールディングス(PDD)に対する結論

PDDホールディングス(PDD)への投資において、私の判断は誤っていました。それは、同社の最近の業績や今後の見通しが、当初の仮説と大きく異なっていたためです。このことを踏まえ、私は同社株式をポートフォリオから除外することに決めました。そして、同社への投資を通じて、常にインフレクション投資家としての計画に従うことの重要性を再確認しました。計画なしに行動することは、失敗を招くもとということです。

インフレクション投資家:企業の成長や市場の大きな転換点(インフレクションポイント)を見極め、その時点で投資を行うことで大きなリターンを狙う投資家のことを指します。

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