08/06/2024

中立
パランティア・テクノロジーズ
中立
私は以前から同社の目標株価として1株あたり30ドルと設定しており、十分近い水準となっていることから、この度、同社をモデル・ポートフォリオから除外して、新しい銘柄に入れ替えることにしました。
パランティア(PLTR)2024年第2四半期決算は好調で今後の株価見通しと将来性は良好も、ポートフォリオからの除外を決定!

a black and white logoマイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラマイケル・ウィギンズ・ デ・オリベイラ
  • パランティア・テクノロジーズ(PLTR)は、2024年8月5日に2024年度第2四半期決算を発表しています。
  • インフレクション投資は、今後の上昇可能性にもかかわらず、パランティア(PLTR)をモデル・ポートフォリオから除外するなど、一般的には好まれない決断を含むことがあります。
  • 実際、同社の2024年の売上高成長率は26%の年平均成長率を示し、好調なパフォーマンスを見せています。
  • 同社の株式は、現在フリー・キャッシュフローの37倍のバリュエーションとなっており、さらなる上昇の可能性を示唆していますが、私は同社から過小評価されている銘柄に入れ替えることとしました。

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)に関して

私は2023年2月16日にパランティア・テクノロジーズ(PLTR)を自身のモデル・ポートフォリオに組み入れました。

その直後、株価は1株10ドルから7ドルに下がり、タイミングが悪かったこともあり、この選択は非常に不評でした。

その後、株価は上昇しましたが、その動きは非常に不安定で、多くの人にとって同社の株式を保持することは難しかったと思います。

実際、多くの投資家はストップロスを設定しているので、同社のように不安定な銘柄で、私が得た利益の50%も手にできた人はほとんどいないと考えています。

しかし、投資はそれだけ難しいものです。こういった状況の中で、私はまた一つ不人気な決断をしなければなりません。

それは、パランティア・テクノロジーズをモデル・ポートフォリオから外すことです。

同社の株価にはまだ大きな上昇の余地があるように見えますが、不人気な決断をすることこそが、インフレクション投資の成功の秘訣だと私は考えています。

インフレクション投資(Inflection Investing):特定の株式や市場が転換点に差し掛かるタイミングを見極め、その時点で投資を行う手法を指す。

そして、近いうちに、パランティア・テクノロジーズに代わる新しい銘柄を紹介する予定です。

その新しい銘柄も非常に不安定なものになるかもしれませんが、読者の皆様にも関心を持ってもらえる銘柄となることを期待しています。

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)の売上高:2024年の売上高成長率は年平均成長率で26%を示す

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)の収益成長率

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)は、2024年8月5日に2024年度第2四半期決算を発表しており、従来は2024年の売上高成長率を年平均成長率約21%と予想していましたが、この度、通期ガイダンスを年平均成長率約26%と大幅に引き上げた。

これは非常にポジティブなことですが、前回の同社に関するレポートでも述べている、私の同社への投資に関する仮説を再度繰り返しタイと思います。

「パランティア・テクノロジーズ(PLTR)は、急成長中のハイテク株ではない。しかし、そもそも私がこの株に注目した理由は、潜在的な不況を乗り切れるビジネスを求めていたからである。私がこの銘柄のロング・ポジションに注目した当時、私はこのように説明している。「多くの企業は売上高を伸ばすのに苦労するかもしれないが、パランティア・テクノロジーズの最大の顧客は世界中の政府である。そしてこれらの政府関連顧客は懐が深いのが現実である。」」

パランティア・テクノロジーズに関して、私は同社の株価が今後大きく上昇することを期待して自身のモデル・ポートフォリオに本日まで組み入れていた訳ではありません。

読者の皆様はご存じの通り、私は以前から同社の目標株価として1株あたり30ドルと設定していました。

そして、現在の株価は1株27ドルであり、目標の30ドルに未だ達していませんが、十分近い水準となっていることから、この度、同社をモデル・ポートフォリオから除外して、新しい銘柄に入れ替える方が良いという決断に至りました(新たな銘柄に関しては、まもなく発表予定です!)。

このような背景を踏まえ、同社のバリュエーションについて話したいと思います。

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)のバリュエーション:予想フリー・キャッシュフローの37倍

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)は、フリー・キャッシュフローのガイダンスを9億ドルの中間値以上には引き上げませんでした。

しかし、売上が以前の予測を大幅に上回る見込みであることを考えると、フリー・キャッシュフローのガイダンスの上限を考慮する方が理にかなっているようにも見えます。

したがって、2024年には同社から約10億ドルのフリー・キャッシュフローが期待できる可能性もあるでしょう。

さらに、2025年に向けて、同社の規模拡大と高い成長率を考慮すると、フリー・キャッシュフローは2025年に15億ドルに達する可能性があると思っています。

これにより、同社のバリュエーションは、将来の予想フリー・キャッシュフローの約37倍となっています。

このバリュエーションは、同社の潜在的なポテンシャルを考慮すると、左程割高には感じません。

実際、さらなる上昇の余地があると考えています。

しかし、一方で、決して油断はせず、現在の株式市場が厳しいことを忘れずにいなければなりません。

そして、インフレクション投資戦略を維持することが重要であると考えています。

常に資本を動かし続け、非常に割安に放置された銘柄だけをポートフォリオに組み入れることに専念する必要があります。

今後数日以内に新しい銘柄を発表する予定です。

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)に対する結論

インフレクション投資は、厳しい決断や不人気な選択を常に求められる戦略であり、自身のポートフォリオにおいて、適正に評価された(フェアバリューの)銘柄をより割安なバリュエーションの銘柄に入れ替える必要があります。

この戦略を進める中で、資本を動かることで、割安に放置された銘柄で構成されるポートフォリオを維持することが重要です。

このアプローチには経験が必要であり、時流に逆らう決断を行うことを意味します。

パランティア・テクノロジーズ(PLTR)を売却することは、上昇の可能性があるにもかかわらず、私のインフレクション投資哲学に沿っています。

これにより、次のより割安に放置された銘柄に配分するための資金を確保します。

パランティア・テクノロジーズから次の大きな発見への移行です。

パランティア・テクノロジーズが他の人には見えないものを見るように、私のインフレクション投資戦略も同様です。

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