先週の記録的な上昇の後、10年物国債利回りが4.65%まで上昇したにもかかわらず、主要市場の平均株価が6営業日連続でプラスで引けたことは喜ばしい。
今週は、水曜と木曜のパウエル議長のスピーチを含め、複数のFRBメンバーが公の場で発言することから、このラリーが維持できるか否かは、残りの週で試されることになるだろう。
市場が来年以降、6月の利下げを皮切りに4回もの利下げを予想している今、FRBはリスク資産への意欲を削ごうとしているのではないかという懸念が高まっている。
これは、以前から私が予想していたことだが、FRBは、金融市場を取り巻く環境が、過度に早く緩和され過ぎない範囲内で、リスク資産が上昇することを望んでいる。
その為、タカ派的なレトリックが増えるのは避けられないと見ている。
私は先週の上昇の前に、強すぎる経済はやがて弱すぎる経済になるという根拠から、ベア(弱気派)達は、金利に関する警告の叫びを、「より長い期間継続する、より高い金利水準による市場への影響」から「短期間の間に急激に下がる金利がもたらす市場への影響」へと変化させるだろうと予想した。
実際に、金曜日の雇用統計報告後、失業率が3.9%に上昇したことから、それほど時間がかからなかった。
この結果は、Sahm's Rule(サムの法則)を発動させる恐れが高まったと解釈された。
この法則は、失業率の3ヶ月移動平均が、過去12ヶ月間の最低値から0.5%以上上昇した場合、景気後退が始まるというものである。

失業率の下限は3.4%だが、その水準を0.5%上回る一方で、3ヵ月移動平均はわずか0.33%しか上昇していない。
この指標を開発した元FRB高官クラウディア・サームは、その法則は「発動しておらず、また、瀬戸際にあるわけでもない」と述べている。
だからといって、弱気相場への恐怖を煽る連中が騒ぐのを止めることはできない。
しかし、それでいいのである。
なぜなら、上昇トレンドを維持するためには、健全な量の懐疑論が必要だからである。
そして、今日の私達には、間違いなく、十分な数の懐疑論が存在している。
さらにポジティブな点としては、先週の上昇でMarket Breadth(市場の幅)が劇的に改善し、これは、より多くの株式が取引されたことを意味する。
この改善はあまりに劇的で、NY証券取引所で上昇した銘柄数を、NY証券取引所に上場している全銘柄数で割っ
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