12/25/2023
やや強気
ウォルマート
やや強気
ウォルマートは50年間にわたり増配を続け、世界の小売市場で圧倒的な存在感を誇っています。同社は国際的な展開を拡大し続けており、まだ若いものの急成長中の会員モデルによって、今後も利益率が向上し、配当成長がさらに加速すると見ています。

ウォルマート / WMT / 予想配当利回り1.4% / 強気:連続増配の小売配当銘柄の株価分析と今後の見通し(後編)

a close up of a cell phone on a tableヴェンカット・ ラガーヴァンヴェンカット・ ラガーヴァン
記事要約
  • ディスカウントやロイヤリティを重視する大型小売企業は、経済的な難局を乗り切ることができことから、長期的な投資にも適していると考える。
  • 本稿では、世界最大の雇用主であり、世界中に実店舗とeコマースを展開するウォルマート(WMT:予想配当利回り1.4%)を取り上げたい。
  • 同社は50年に渡り毎年配当金を増やし続けており、魅力的なインカムゲイン(高配当)の機会を提供していると見ている。
この記事は約 3 分で読むことができます。(記事文字数:約 1,500 文字)

※「コストコ / COST / 予想配当利回り2.4% / 強気:連続増配の小売配当銘柄の株価分析と今後の見通し(前編)」の続き

はじめに

前回は、会員制ビジネスモデルで消費者に支持されているコストコ(COST)を取り上げた。

本日は、急成長するダイナミックなeコマース・エコシステムと、小規模ながら成長を続ける会員制モデルを持つ、世界最大級の実店舗型小売企業であるウォルマートを取り上げたい。

ウォルマート(WMT:年間予想配当利回り1.4%)

1962年、サム・ウォルトンは日常的な低価格をモットーにウォルマート(WMT)を設立し、以来、食料品から衣料品、電化製品に至るまで、あらゆるものを低価格で提供するウォルマートの店舗に消費者が集まっている。

大金融危機(the Great Financial Crisis)の間でさえも、ウォルマートはその価格設定力と不況に強いビジネス・モデルにより、収入、売上、フリー・キャッシュ・フローが増加していた。

現在、ウォルマートは20カ国で11,000の店舗とクラブを運営し、ウォルマートUS、ウォルマート・インターナショナル、サムズクラブの3つの報告セグメントを持っている。

ウォルマートの会計年度は1月31日で、2023年度の売上高は6,113億ドルであった。

ウォルマートは世界最大の雇用主でもあり、全世界で約210万人の従業員を抱えている(米国で160万人、海外で50万人)。

米国ではアソシエイトの93%が時間給従業員で、70%が正社員である。

2024年度第3四半期のウォルマートの売上高は1,608億ドル(前年同期比5.2%増)で、通期では引き続き前年同期比5~5.5%の増収を見込んでいる。

特筆すべきは、売上総利益率が24%に改善したことである。

ウォルマートの通期EPSガイダンスは一株当たり6.4~6.48ドルで、株価のフォワードPERは24.4倍と、3年平均より若干プレミアムとなっている。

ウォルマートはeコマース事業が好調で、第3四半期は売上高の15%を占めている。

会員制ビジネスモデルでコストコと直接競合するサムスクラブ・ウェアハウス(倉庫型店舗)に加え、同社は新規に、顧客ロイヤルティを促進する魅力的な特典を提供するウォルマート+会員プログラムも展開している。

そして、同社は、2024年度の最初の9ヶ月間に40億ドル以上の会員収入を計上することに成功し

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