昨日は金利がじり安となり、原油価格はイスラエル侵攻後の急騰から戻りつつある。
このため投資家は、全体として予想を上回っている第3四半期の決算報告に集中することができた。
その結果、S&P500種株価指数は4,200ドルという重要な水準を試し、4日続落に終止符を打った。
しかし、昨日は企業業績だけが喜ばしいニュースではなかった。

一般的に、私達は市場の短期的な動きと経済指標を混同しがちだ。
というのも、通常、市場は、現実の経済動向を先取りし、それに合わせて価格が動くというディスカウント・メカニズムとして機能しているからである。
したがって、株価が下落し始めたら、それを説明するために経済データの悪化を探すのは当然である。
株価が上昇する時も同じであり、投資家は株価上昇を裏付ける経済の強さを求める。
そして、問題は、足元のトレンドに逆行するような株式市場の短期的な急激な動きを、将来の経済活動を示すものとして解釈を試みる場合に生じる。
私は、ベアキャンプ(弱気な投資家)が、景気後退の危機にあると主張した3月の市場が下落した際に、上述のようなことが起きていると警告した。
S&P500種株価指数は2023年の高値から約9%下落し、ラッセル2000種株価指数は16%近く下落した。
センチメントは極端にネガティブに傾き、景気は拡大し続けるというよりも、縮小するという方が信じやすくなった。
この株価の反落は、その後、今夏の間に見られた経済の力強さとは明らかに逆行するものだった。
2022年10月に始まった上昇トレンドをリフレッシュするための小休止だったということである。
私は、8月上旬、S&P500の買われ過ぎを解消する必要があることを指摘し、下のチャートを用いて、上述と同じことが起こりそうであると警告した。
つまり、調整局面が訪れれば、冬眠から覚めたベアたちは、景気後退と1年前に始まった強気相場の終焉を叫ぶだろうということである。
今日、S&P500指数は、2023年の新高値から約9%調整し、ラッセル2000種指数は16%強の下落を記録している。
足元、市場のセンチメントは非常に悪化しており、多くのベア(弱気な投資家)が市場を徘徊しているというのが現状である。

繰り返しになるが、問題は悲観的な見方が数字に表れていないことである。
もちろん、経済の一部セクターでは景気低迷の兆候が顕著になっているが
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