自分がどのような投資家か、つまりどのような気質を持っているかによって、どのような投資を求めるかが決まる。
私の場合は、常にエントリー・ポイントを間違える可能性があることを念頭に置きつつ、割安に取引されていると思われる企業を探すことを好んでいる。
株価を振り返り、その銘柄を売買するベスト・ポイントを計算することは誰にでもできる。
しかし、実際には、後知恵ではなく、常に将来を見て投資しなければならないことから、私はこのレポートにおいて、自分の中での「売却基準」を示している。
読者の皆様に、理解しやすく、繰り返し使えるように、できるだけシンプルに定式化しようと試みた。
私の思考プロセスに同意していただく必要はないが、少なくとも、このレポートが皆様にとって、投資スタイルを考えるきっかけとなれば幸いである。
私の売却基準から、皆様が好きなものを取り入れて頂ければと思う。
これから述べることが、万が一皆様の役に立つのであれば、それは素晴らしいことである。
もしそうでないのなら、最低限、自分がどのようなポイントを受け入れたくないかについて考えてみてはいかがだろうか。
この最も難しいテーマを正面から議論したい。
投資に正しい戦略も間違った戦略もない。
今日上手くいっていることが、いつもうまくいくとは限らない。
また、各投資家の投資スタイルも異なる。
だからこそ、投資はアートなのである。
とはいえ、ひとつだけ共通点がある。
ひとつは、安く買って高く売ることを追求することである。
そのためには、ある企業の将来のキャッシュフローを、他の投資家の期待値よりも割安で買う必要がある。
さらに、あなたは、再現性のある、一貫した売却基準・戦略を求めているはすである。
なぜなら、一度だけでも完璧に売却できればいいという訳ではないからである。
売り戦略には再現性のある事前の計画が必要である。
次に、投資をする際に、自身が実際にどういったアクションを試みているのかを考えてみよう。
一つは、投資家の予想がズレていて、ミスプライスで取引されている将来のキャッシュフローを買うことである。
それは、例えば、ペイパル(PYPL)のような、足元、人気のない劣勢企業を買い、平均回帰に賭けることかもしれない。
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