※「コストコ / COST / 予想配当利回り2.4% / 強気:連続増配の小売配当銘柄の株価分析と今後の見通し(前編)」の続き
前回は、会員制ビジネスモデルで消費者に支持されているコストコ(COST)を取り上げた。
本日は、急成長するダイナミックなeコマース・エコシステムと、小規模ながら成長を続ける会員制モデルを持つ、世界最大級の実店舗型小売企業であるウォルマートを取り上げたい。
1962年、サム・ウォルトンは日常的な低価格をモットーにウォルマート(WMT)を設立し、以来、食料品から衣料品、電化製品に至るまで、あらゆるものを低価格で提供するウォルマートの店舗に消費者が集まっている。
大金融危機(the Great Financial Crisis)の間でさえも、ウォルマートはその価格設定力と不況に強いビジネス・モデルにより、収入、売上、フリー・キャッシュ・フローが増加していた。
現在、ウォルマートは20カ国で11,000の店舗とクラブを運営し、ウォルマートUS、ウォルマート・インターナショナル、サムズクラブの3つの報告セグメントを持っている。
ウォルマートの会計年度は1月31日で、2023年度の売上高は6,113億ドルであった。
ウォルマートは世界最大の雇用主でもあり、全世界で約210万人の従業員を抱えている(米国で160万人、海外で50万人)。
米国ではアソシエイトの93%が時間給従業員で、70%が正社員である。
2024年度第3四半期のウォルマートの売上高は1,608億ドル(前年同期比5.2%増)で、通期では引き続き前年同期比5~5.5%の増収を見込んでいる。
特筆すべきは、売上総利益率が24%に改善したことである。
ウォルマートの通期EPSガイダンスは一株当たり6.4~6.48ドルで、株価のフォワードPERは24.4倍と、3年平均より若干プレミアムとなっている。

ウォルマートはeコマース事業が好調で、第3四半期は売上高の15%を占めている。
会員制ビジネスモデルでコストコと直接競合するサムスクラブ・ウェアハウス(倉庫型店舗)に加え、同社は新規に、顧客ロイヤルティを促進する魅力的な特典を提供するウォルマート+会員プログラムも展開している。
そして、同社は、2024年度の最初の9ヶ月間に40億ドル以上の会員収入を計上することに成功し
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