今週の株価は反発し、S&P500種指数は先週の下げをすべて取り戻し、史上最高値に迫る勢いとなっている。
私は以前から史上最高値の更新を予想していたが、新年を迎えるにあたり、新高値の更新に先立ち、調整局面が生じることも予想していた。
取引開始後4日間の間に2%の下落があったが、これを調整と言えるかどうか、私には自信がないというのが本音である。
そこで、本稿では、もし調整局面を迎えた場合、市場全体の下値の可能性を判断するために私が使っているテクニカル指標をいくつか紹介したい。
私の好きな短期指標のひとつに、50日移動平均線より上で取引されている銘柄の割合がある。
S&P500の場合、この割合はピークで90%、ボトムで30%程度になる傾向がある。
下のチャートに見られるように、50日移動平均線より上で取引されている銘柄の割合が1ケタに落ち込む極端なケースもあり、これは絶好の買いチャンスであると見ている。
足元は、先週91.6%をピークに、現在は84%にとどまっており、12月下旬の買われ過ぎ状態はほとんど解消されていない。
実際、過去3年間は70%以上に上昇するたびに、その後少なくとも30%まで下落している。
そのため、この指標は、この先緩やかな下降局面があることを示唆していると見ている。

私はこの指標を、ニューヨーク証券取引所の銘柄(約2400銘柄)のうち、20日指数平滑移動平均線(EMA)を上回って取引されている銘柄の割合とともに考えている。
同じように、この指標は90%付近でピークをつけ、20%付近で底を打つ傾向がある。
昨年、2月下旬と7月の両月に、主要株価指数が下落や調整局面に入るかもしれないと懸念した際、私が注目した指標はこの指標であった。
私は、この指標が20%に近づいたものの突き抜けなかったことから、秋の調整終了をいち早く予想していた。

足元、このパーセンテージ一定量低下しているものの、この指標が短期的な買い場を示唆するまでには、まだまだ時間がかかると見ている。
加えて、私は、ニューヨーク証券取引所のハイ・ローインデックスもフォローしている。
これは、新高値+新安値の合計数に対する52週高値更新銘柄の割合を計算したものである。
この指標は、市場が極端な値動きをする際に最も役に立つ幅(市場全体で上昇する銘柄数を把握すること)に関する指標である。
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